Verdure 4F

茶道25年、ブログ19年! 家業を継いで14年。息子は10才。子育て、茶道、季節行事、料理、日記、読書の記録など。

知恵の守り神

2010年09月03日 | art
新入社員のとき配属されたのは、新設の部署でした。なにせ入社式のあとで名前を呼ばれて、「あなたの配属先の部署は、まだできていません」。・・・。
景気もよかったですが(笑)、これから盛り上げていこう!という前向きなパワーを持った部署でした。

まぁそんな部署だったので、開設まもなく、部員の知友の札幌支店の方が出張のついでに立ち寄られて、「新しい部署のお祝いに」と、梟をいただきました。
北海道では知恵の守り神とされるとのこと。
ありがたく、部のキャビネの上に飾られました。


しかし3年半でその部署は解散。一部、他部署と統合しそちらへ移るメンバーを残して、人もいろいろな部署に散りました。

その部署の片付けの中で、梟さんは、特定の誰のものでもなく引き継ぐ仕事でもなく捨てるにも惜しく、引き取り者がなく、周囲が片付くに伴ってひとりぽつんとキャビネの上に残っていました。
そこで「もしよければ欲しいのですが」と私がいただいてきたのでした。

以来。
私もけっこう異動をいたしましたが・・・。
度々の組織変更、東京支店への異動、支店内での異動、また本社へ、またも度々の組織変更、そして技術部門へ。
ずっと一緒に異動し、私の机の上で毎日黙って見守っていたものです。
約20年の連れ合い。

「あれは何?」とけっこう聞かれましたし、「聞いちゃいけないような気がして、何って聞けなかった」と言われたこともあったよね(笑)。


会社での頂き物ですが、これはもう私の個人の知恵の守り神。今回は、誰かに渡して会社に残すのではなく家に持って帰ろうと思っています。

高さ19.5cmほど。
丸の木彫ですが、目は涼しげで冴えており、落ち着きのある「知恵の守り神」ぽい顔つきをしていますが、年寄り風でもない、壮年の雰囲気があります。
胸や足のあたりは肉付きか羽毛のふくらみを感じさせる柔らかさがあり、一方耳が薄くシャープに切り出されていて、後姿は思い切ってシンプルですが羽には力がありそうです。シマフクロウなのでしょうね。
作者も木の種類も分かりません。もし御存知の方があれば御一報いただければありがたいです。




後姿

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6 コメント

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ふくろう (赤坂 うさぎ)
2010-09-03 15:27:31
幸運の守り神、金運に恵まれるなど、ふくろうは色々な意味を持つ鳥ですね。
N設計の先輩OBでふくろうのコレクターがいて、何回か出張の折にプレゼントしました。
結構色々なところでお土産がありますね。
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不苦労でもあるのよね! (家族で眼鏡)
2010-09-04 14:12:49
そのごろあわせで、フクロウのジュエリーとか、人気があってよく見かけた記憶があります。
私も知恵が欲しいよう~

なんだかこのごろの記事内容で書かれていましたけれど、環境が変わられるみたいですね。
忙しいですか?

落ち着かれたら美味しいものでも一緒に食べに行きたいわ~
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ひとこと (縁起物ファン)
2010-09-05 08:12:15
この置物はフクロウというよりミミズクかな。厳密には分けられないでしょうが・・・・。確かにフクロウは「不苦労」と書かれ、縁起物ですね。別に置物はミミズクであろうとフクロウであろうと縁起物でいいと思いますが・・。
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Re:ふくろう (ぴんくこあら)
2010-09-07 12:50:36
赤坂うさぎさん
ふくろうをコレクションすると、いろいろ、たくさんあるでしょうね!
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Re:不苦労 (ぴんくこあら)
2010-09-07 12:52:14
家族で眼鏡さん
ジュエリーね~~~(汗)。かわいいデザインなら、いいかもしれませんね。
こんど、退職することになりました。そのうち落ち着きますので、ぜひ。
美味しいものというお誘いには弱いわ~
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シマフクロウ (ぴんくこあら)
2010-09-07 13:05:16
縁起物ファンさん
ミミヅク?フクロウ?
北海道なので、シマフクロウなのだと思うのです。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~c-panda/53269920/
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