Verdure 4F

茶道25年、ブログ19年! 家業を継いで14年。息子は10才。子育て、茶道、季節行事、料理、日記、読書の記録など。

季節の変わりめ

2008年09月03日 | 茶道
9月からお稽古が再開しました。

お菓子は塩野さんで、
手前が「月鈴子」、向こうが「萩きんとん」です。
9月のお菓子
月鈴子は鈴虫のことだそうです。
いただいたときは気づかなかったのですが、こうして写真で見てみると、黄身しぐれの中、中央に、1ヶ所だけ餡が上のほうまで入っていたのが、薄く透けて、鈴虫の姿が朧に見えるようです。なんと! 風雅~。。。

朝晩、もう降るような虫の鳴ですよね~。
携帯に虫の鳴を録ってあったので、ちょっとご披露いたしました。


お点前は、中置をお稽古。

もうそんな季節なんですよねぇ。
お稽古でも、袱紗が絽から塩瀬に替わるのは?お着物は?半襟は?薄茶の山を越えるのは?など、季節の変わりめが話題になりました。

中置は、夏の暑さが少しすぎて涼しさもある頃になるので、水を少しお客さまから遠ざけます。風炉がド真ん中に来るので、お道具の置き合わせがかなり独特(と私的には思っている)で、そのため所作も独特なところのあるお点前です。
必ず「1年ぶり」のお稽古になるので、一向に「カンペキ♪」という境地に至ることがありません★
この微妙な季節感は好きですが、流れが分かっていてココロにゆとりをもって季節感を楽しみながらお茶を点て・・・とはならず、焦ったり悩んだりになってしまうのが残念なところ。


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2 コメント

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ホー繊細! (赤坂うさぎ)
2008-09-04 16:29:49
さすが和菓子、芸が細かいなぁ。
黄身時雨越しにうっすら鈴虫とは
粋ですねぇー。
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Unknown (ぴんくこあら)
2008-09-05 18:27:18
繊細さとかって、それを理解する繊細さが、こちら側にも要求されるというか、それがないとその粋さをじゅうぶん楽しめないわけで、こうして、後から気づいたりすると、恥じる思いでむずがゆくなったりします
その積み重ねで、分かるようになっていくのですよね。
でも、分からなくても味は同じなのが救いです(笑)。
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