Verdure 4F

茶道25年、ブログ19年! 家業を継いで13年。息子は10才。子育て、茶道、季節行事、料理、日記、読書の記録など。

水運

2013年08月17日 | 都市・街・建物
神田川で、曳かれて行く台船と作業船を見ました。
となりはJRの線路、反対側は外堀通り、地下鉄も姿を現して堀を渡ります。
江戸開闢時に開削された重要な水運ルートと、明治から昭和の近代化に重要な役割を果たした輸送機関と、現代の自動車の時代の幹線ルートが、並存しているところです。

六本木ヒルズができたときに観た、東京静脈の映像を思い出しました。忘れられない、当時私にはとても新しい視点でした。
いまでも東京(神田川)を船で観光するサービスがあるようです。
 



懐かしい「江戸の風景」、「戦前の東京」の都市の面影を破壊するとして、河川の暗渠化、高速道路化を否定する考え方を、私の好きな時代小説に近い世界ではよく聞きますが、江戸の河川や無数の堀が、船による物流・人の移動の主要手段の一つであったことを考えれば、現代その主要なルートこそ鉄道や高速道路に置き換わっているのは、時代の変化に即した正しい変化であるように思います。

もっともスマート交通の研究が進むこれからの時代には、景観や、人に快適な環境、エネルギー効率などに十分に配慮した、より良く、新しい交通・輸送へと再構築されていくべきでしょう。

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