お稽古開始

新年、ことしもお稽古が始まりました。
まだバリバリ雪の残る新年らしい中のお稽古でした。
掛物は「日新」
新たな気持ちでスタートです。


お点前もちょっと新年らしく？　格式あるお道具組でのお点前を。
在中棚でのお点前と、台目で方盆の盆点てを復習しました。

ことし初めて、というか、入院前からだと１ヶ月以上ぶりのお点前。
お点前を進めていくとけっこう手が動いて覚えていた、というような、その割に思いがけない、ふだん何も考えずに身に付いてできていたところが分からなくなってるとか、茶道点をすっかり忘れたり、複雑な状況でした。

でも、ほかの皆さんも年末年始を挟んで結局１ヶ月近く間があいたわけで、皆さん何かしら“複雑な状況”でした（笑）。


さて、お菓子も、皆さんからの新年御挨拶シリーズ？

まず、鈴木さんから、鶴屋八幡さんのお題「立つ」のお菓子で、立鶴の打ち菓子と、有平糖の巻杉。
　
この有平糖がおいしいと大人気。サラちゃんに「どれがおいしかった？」と訊いたお答えも有平糖でした。

それからしょうこさんからの「成城の散歩道」と、私が持参した「明がら寿」も出していただきました。


茶花は、昭和侘助と万作。万作に侘びた葉が残っているのも風情があるわねと葉を残してみました。

昭和侘助は淡いピンクがなんともゆかしいひとえ筒咲きの椿です。
　
茶花用にと“ふくらんだ莟”を探したのですが枝になかったので、まだふくらむ一歩前の、花びらは見えてきているけれど先のとがった莟を、前日に切りました。ところが、一重の筒咲きって、丸くはふくらまないのですね★　とがったまま先がほころんできて咲き始めそうになってしまったので、慌てました。分かってみればアタリマエの話。
万作は暖房した部屋に置いててもろくにほころばないわ、侘助は開いてしまうわ

でも侘助は筒咲きでゴウカに咲かないので、すこしほころんだくらいがＯＫとのことで、よい頃合いで使うことができました。
つくづく、花をよく知らないとナイスタイミングの花は生けられません。