Verdure 4F

茶道25年、ブログ19年! 家業を継いで13年。息子は10才。子育て、茶道、季節行事、料理、日記、読書の記録など。

「江戸絵画の奇跡」展

2013年06月04日 | art
ファインバーグ・コレクション 江戸絵画の奇跡」展へ行ってきました。
けっこう軽い気持ちで出かけたのですが・・・
展示1作めで絶句。

私がずーーーーっと観たがっていた宗達の「虎図」!!
アメリカに行ってしまっていたのか!
私の30年近い琳派めぐりの中で2回しか観たことがない、図録が作られた展覧会には出たことがない。

その2回目が2005年の細見美術館。
このとき「個人蔵」となっていました。
個人って、ファインバーグさんだったのか、どうか。。。 京都の「細見氏」と交流があるそうなので、アメリカからお借りしてこられたのか、その後アメリカに渡ったのか・・・。
ファインバーグさんのコレクション歴も40年くらいとのこと、40年前からこの絵をお持ちだったわけではないのですから、どの時点でお求めになったか・・・ あ~ん私に声かけていただいていれば、買ったかもしれないのに!!!(金額は別として・・・)


なかなかに、端整な絵が多く、いいなぁ。。。とため息・・・
「虎図」はまったくの別格として。
池田孤邨「雷神・暴れ馬図」 風神雷神でなく雷に暴れる馬と押さえる子供がほほえましい
大雅「雪竹図」 しなやかな竹の曲線、青墨のブルーグレーの画面
横井金谷「琵琶湖真景図屏風」 広々とした景観が爽快
山本梅逸「畳泉密竹図」 豊かな水と繁茂した竹林が瑞々しい
森狙仙「親子鹿図扇子」 さりげない鹿が優美
葛蛇玉「鯉図」 水紋の下の鯉の存在感
蕭白「山水図」 ダイナミックな崖の上の楼閣と平らな岩の上の陋屋、静謐な水面



所在がアメリカしかも個人のコレクションとすると次いつ観られるか!
貴重な機会です。開記はまだこれから。
お薦めです。

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