会議嬢？スカーフ

白地に、シャンパンオレンジと明るいライムグリーン、そこにグレーで革帯とオレンジがかった黄色で金属をデザインした、アクアスキュータムのスカーフです。


このスカーフは５年くらい前に、社内の大会議の事務局を手伝ったときに当日用にわざわざ買ったもの。それも、さんざん探し回った色目なのです。

その会議は期央の経営総合会議で、私は事務局部署の女性社員として、当日出席者の受付・電話対応と、社長による前期の表彰のアシスタントをすることになっていたのでした。
役員さん方がほぼ全員、他にも会社の幹部の偉い方たちが勢揃いする会議です。服装はもちろんスーツ。私の場合、特に私が目立つ参加ではなく下働きですので目立たないよう、チャコールグレーのテーラードスーツです。

そこまでは普通なのですが、そのときは社長表彰アシスタントという役割もついていて、さてこれで考えました。
そりゃ、表彰状も副賞も渡すのは社長で、私は横でそれをお盆に載せて控えているだけのほんっとにアシスタント。表彰者の呼び出しとかもするわけではありません。
でも、呼び出す人は会議室のはじの方のマイクの前ですが、私はド真ん中で社長の30cm横でみんなの注目する＜方向＞に立つのよね。
でもって、受け取る人には晴れがましいイベントなわけですよね。

なので、コンパニオンというわけにはまー見るからにいかないけれども（笑）、ちょっと華を添えてあげられたらいいかなぁ、と。

しかし、その１０分間以外は、ひたすら事務局の下働きです。影のように存在してトラブルを未然に防ぐ。
くのいちか！？（笑）


ということを考えに考えて、スカーフで切り替えることにしたのでした。
表彰式の時だけ、スカーフを華やかに結ぶ。それ以外のときは薄く畳んで衿の中にかけるだけ。
理想的ではありませんか。

手持ちのスカーフでもよかったのですが、グレーのスーツに華やか／目立たない両方の効果を出す色目として、レモンイエローのスカーフでどうかしらと思ったのです。
それまでもっていたのはピンクとかワインカラーとか濃いグリーンとか青とか、そういうのだったので。

それで、期央経営総合会議の前の週だかに、あちこち探し回って、ようやく見つけた「レモンイエローに近い色」のスカーフが、このアクアスキュータムです。


そのときは、「せっかく買うのにツマンナイ柄だな～」と思ったのですが、いざ使ってみると柄ではなく色で明るさを演出する、スーツに使いやすいスカーフでした。