南大沢昆虫便り

八王子市南大沢より、昆虫に関する情報をお届けします。
昆虫の専門家ではないので、間違い等ありましたらご指摘ください。

キイロテントウ 

2025-02-05 18:53:04 | テントウムシ
今週は最大の寒波が襲来しているとのことだが、カメラバッグを荷台に乗せて自転車で近所を走り回っている。

カメラを取り出そうとすると、真っ黒のバッグに小さな黄色いゴミのようなものが、目立つところにあった。

よく見ると4mm程のキイロテントウだった。

ちょっと、枝に移ってもらって撮影した。



黒い点が眼のように見えるが、本当の眼はもっと前の黒い部分。




茶色い脚で元気に歩き回っている。

餌はちょっと変わっていて、「うどんこ病菌」だという。



オオムラサキ幼虫 2025

2025-01-29 11:49:41 | チョウ

数日前、ふと思い出して、数年ぶりにエノキの根元の落ち葉をゆっくりめくってみると、すぐにオオムラサキ幼虫が見つかった。



(iphoneによる撮影)


前回2021年12月のオオムラサキ幼虫の記事 → クリック



最近見ていなかったのだが、まだ健在のようだ。

それにしても、成虫をずいぶん見ていない。

過去の写真を調べると、最後に撮影したのは2011年に遊歩道脇のコナラの幹の樹液に来ていたオオムラサキ♂だった。

樹液が出る木が減ったことと、そもそも個体数がたいへん少ないのだと思う。

何とか今年は見たいのだが!!!









クチキマグソコガネ

2025-01-27 10:57:41 | コガネムシ

最近は、虫との出会いも少なく、池のカモを撮ったり、正月行事を撮ったりで「南大沢季節便り」の方を更新していました。

さて今日は、今年になって最初の虫です。

少し珍しい虫ですが、昨年同様Tさんのマンションに来たのを撮影させてもらいました。

本当に、ここの階段はなんでこんなにいろいろと珍しいのがやって来るのだろうと感心してしまいます。

見たこともない、クチキマグソコガネという虫です。




8mm程の大きさで、肉眼では真黒な普通の甲虫に見えますが、見る角度や光線の具合で、頭部や前肢が赤っぽく見えます。

頭部を拡大して撮ってみる。



真横からも撮ってみた。



刺激を与えると死んだふりをして、手足を縮めて隠し、頭も引き込んで目を隠してしまう。

腹から見るとこんな感じ。


見事な収納具合。

数分するとバタバタと動き始める。



以前は生態もわからず珍虫だったようだが、今では樹胴で生活とわかったようで、ネット上に写真も出て来る。

マグソコガネというのは種類が多いようだが、これはクチキマグソコガネでしょう。

久しぶりに昆虫写真を撮ったがやはり楽しいですね。
Tさんに感謝です。

(写真2枚目と3枚目は深度合成写真です)



あけましておめでとうございます 2025

2025-01-04 11:30:08 | お知らせ



今年の年賀状は、鑓水公園の駐車場そばにあるコブシにしました。

今年も、この「南大沢昆虫便り」はゆったりとのんびりとした更新になりますが、昨年同様によろしくお願いいたします。

素晴らしい出逢いを期待しております。





2024年 昆虫写真 ベスト10

2024-12-30 12:53:24 | 昆虫いろいろ
今年もあと2日となってしまったが、例年のように「2024年 昆虫写真 ベスト10」を選んでみたい。
地元の昆虫撮影で、まだまだ知らないビックリするようなのが見つかることが面白い。



5月のルイスホソカタムシ

これを見た時には、本当に「ナニコレ???」、こんなのがいるのか?であった。








2番目は、6月のタイワンメダカカミキリ






3番目は6月、外来種でヒゲナガゾウムシの仲間には見えないナガフトヒゲナガゾウムシ。







4番目は6月の、2mm程のハリネズミのようなチビケカツオブシムシ







5番目は7月のイヌツゲにいたアオマダラタマムシ






6番目は、7月のヒメクチキムシダマシ





7番目は、8月のセマダラナガシンクイ






8番目は、10月に手すりにいたブチミャクヨコバイの仲間の幼虫




9番目は、10月の手すりにいたトンボコバチ?





最後の10番目は、ごく近所のソテツで、幼虫が沢山いて成虫が12月20日まで見られたクロマダラソテツシジミ








これらの半分は自分で見つけたものですが、残りはいろいろな人に教えてもらったものです。大変お世話になりました。

また、今年も大勢の方にこのブログを見ていただきありがとうございました。

来年も、わくわくするような出会いを載せたいと思いますので、よろしくお願いいたします。