7月中旬になって、今頃ミズイロオナガシジミの記事なんておかしいのですが、それには事情があります。
この写真は5月29日遊歩道での撮影です。
チラチラと飛んできて、地面にとまった。
もう少し近づいて、撮影すると羽化したてかとてもきれいなミズイロオナガシジミだった。
今年は、5月16日に
アカシジミの記事を載せたのだが、その時に「今年は何種ゼフィルスが出て来るだろうか?」と書いて、その後ずっと探していた。
この辺りには、春だけ現れるミドリシジミの仲間のゼフィルスが6種類いるが、数は減少気味。
その後アカシジミには出会うが、その他のゼフィルスは全く出会えない。
そしてやっと10日以上もたって、このミズイロオナガシジミに出会った。
それでもまだ、ウラナミアカシジミは出会えるだろうか、ミドリシジミやオオミドリシジミも見られるかもしれない、ウラゴマダラシジミは無理かなあ、と思いながら公園や緑地を見てきた。
7月上旬でもミドリシジミの飛翔が見られたりしたので、ずっと探していたが、一向に現れない。
2013年には、夕方無数のアカシジミの乱舞が見られたが、あのころをピークにだんだん数が減ってきた。
ウラゴマダラシジミは、それよりも前に姿を消してしまった。
その次に、オオミドリシジミが見られなくなり、一昨年まで見られたミドリシジミも見られなくなってしまった。
ウラナミアカシジミは見た人もいるようなので、たまたま自分が見つけられなかったのかもしれないが、何しろ数が激減です。
今年は、ゼフィルスに限らず、チョウの数がとても少ない。
10数年以上前には、ミドリシジミのオス同士の争いの卍巴(まんじともえ)飛翔を追いかけて、こんな写真を沢山撮ったのだが、もう望み薄となってしまった。
気候の影響か、ナラ枯れによる伐採も関係しているのかわからないが、来年復活するとは思えないのだが。