南大沢昆虫便り

八王子市南大沢より、昆虫に関する情報をお届けします。
昆虫の専門家ではないので、間違い等ありましたらご指摘ください。

ケブカキベリナガカスミカメ

2016-04-23 10:49:30 | カメムシ

1週間ほど風邪で自宅蟄居してしまい、計画をキャンセルしたりして迷惑をかけてしまった。

その間、熊本の大きな地震のニュースばかりで、気分も下がってしまうが、自宅で布団で寝ていてこれほどの贅沢はないと改めて思う。

災害や病気は、当事者以外は本当の大変さつらさはなかなかわからないが、有感地震が800回以上というのは、今までの常識では考えられない。

一刻も早く平静化することを祈っています。

 

毎日、いい声でなくウグイスのさえずりが聞こえる。

毎年この時期になるとガビチョウの声ばかり聞こえて、その繁殖力に驚いていたのだが、どういうわけか今年は全く聞こえない。

長池公園に行けば鳴いているし姿も見えるのだが、家の周りでは繁殖しなかったのだろうか。

 

今日のケブカキベリナガカスミカメは、毎年のように撮影するので、調べたら4月から5月にかけてだけである。

いやに長い名前で、そのうえ昆虫に興味のない人が見たら、亀かと思ってしまいそうだ。

またまた、手すり上ですが・・・・

 

 

横から見ると、口吻が見えてカメムシとわかるが、上からではあまりカメムシっぽくない。

 

 

前からも撮ってみた。

 

 


コガシラコバネナガカメムシ

2016-04-05 10:14:25 | カメムシ

数日前、長池公園の手すりにいた虫です。

 

 

アップで見ると、ずいぶん白い小さな粒がたくさん見える。

 

 

ナガカメムシの仲間だろうから後で調べようと思っていたら、Mさんから早速コガシラコバネナガカメムシとメールが来た。

なんとなく見たことがあるような気がしていたら、昨年12月にも同じところで撮影していた!!?

全く、学習していないというか、物忘れがいいというか・・・・・・・・

 

このコガシラコバネナガカメムシを検索すると、意外や面白い記述がいろいろ出てくる。

「コガシラコバネナガカメムシはササの堅い茎の中で繁殖し,茎の外へ出ることはめったにない。そのため人目に触れることがほとんどない。」とある。

そうか、珍しいらしい。

さらに、中国から入ってきた外来種である。

ササやタケの茎に入るには、ほかの虫があけた穴を利用する。

これらのことは、高橋敬一さんのページからの引用です。

興味ある方はご覧ください。↑

大変詳しく記述されています。

 

他にも「ハジマヨトウの幼虫は放浪するのか?」や、「お菓子の家・・・・コガシラコバネナガカメムシ増殖中」もなかなか興味深い。

 

ところで、2枚目の写真の白い粒粒は、竹から出てきたからついた粉なのだろうか?

 


今年もムラサキナガカメムシ

2016-03-14 15:04:36 | カメムシ

今日はまた真冬並みの寒さでしたが、数日後には20度の気温に上昇するとのこと。

体調管理が必要ですね。

 

先日、フラッシュを忘れて長池公園に行ったときに、手すりでムラサキナガカメムシを見つけた。

あまり熱心に撮らなかったら、載せられるのはこの一枚だった。

 

 

 

やはり、5mm弱の大きさの虫を撮るには、絞りがf/4.5ではピントが浅いですね。

これでも、目いっぱい近寄ったものではなく、遠目で撮って、かなりトリミングしてあります。

拡大率の高いマクロレンズで撮影したら、もっとピントの合う範囲は狭いですね。

どうも、最近深度合成など始めてしまったので、余計に気になるようです。

 

ムラサキナガカメムシは、このブログを始めた頃の、2014/4/8にも載せていました。

 

もっと小さなカメムシについては、2mm以下のカメムシ (ヤサハナカメムシ?) として、2014/8に載せたのですが、最近tosakaさんよりコメントを頂き、ケシハナカメムシらしいと教えてもらいました。

何しろ2mm以下のカメムシがいるというのは、今でも驚きです。

 

これから、いろいろと虫たちも活動し始めるので、何に出会えるか楽しみです。

 

 


ウシカメムシ 越冬中

2016-02-27 17:46:23 | カメムシ

近所のケヤキに越冬中のウシカメムシがいた。

ケヤキの樹皮下で、ウシカメムシを見たのは初めてだと思う。

小さなヒメコバネナガカメムシやクロハナカメムシの集団が多いこのケヤキにウシカメムシが出てくると、大きい!!と思えてしまう。

 

 

横からも撮影。

 

 

前からも撮影。

 

 

ウシカメムシは、このフォルムがいい。

つい撮影してしまう。

今は全く動かないが、もうすぐ暖かさを感じて動き出すだろう。

そっと、隙間に差し込んでおいた。

 


ウシカメムシ

2015-12-17 17:50:28 | カメムシ

寒くなると見かける機会が多くなるウシカメムシ。

今年も、そんな時期となりました。

昨日の長池公園の手すりにいたのはこちら。

 

 

正面からも撮影。

 

 

12月12日に見かけたのはこちらです。

 

 

同じように正面。

 

 

昨日のと同じような位置にいたので同じ個体だろうか?

そこで模様を比べてみると、黒点の位置が微妙に違うので別の個体のようです。

 

過去に撮影したものもチェックしてみると、指紋のようにみんな違うので識別できる。

額の部分というか、前胸背板の前部の白地に黒点を見るとわかりやすいようだ。


ヒゲナガサシガメ 幼虫

2015-11-23 14:02:14 | カメムシ

ヒゲナガサシガメの幼虫が、長池公園の手すりにいた。

 

 

なんだか昨年初めて見たのと模様が違うような気がする。

横からも撮ってみる。

 

 

 

なるほど、ヒゲが長い。たいちょうは10mm以下だったろうか。

 

昨年、ツバキの葉裏で越冬していたのは終齢幼虫で、これは若齢幼虫で模様が違うようだ。

これもネットでは、明確な幼虫の写真が見つからず、何齢幼虫なのかわからなかった。

 


アオモンツノカメムシ

2015-11-14 11:28:50 | カメムシ

先日外出から戻って直後、自室にいるとキッチンから、「ムシ~、虫がいる。」と大きな声。

行ってみると、小さな小さなカメムシ。

でも、見たことがない。

早速、ケースに入れてルーペで見ると、8mm程の初めて出会うアオモンツノカメムシのようだ。

枯葉に乗せて撮影してみる。

 

 

 

顔も撮る。

 

 

つやのあるカメムシで一部が光っているので、フラッシュなしでも撮ってみる。

 

 

フラッシュを使えば絞れるので、やはり眼にも背にもピントが合うが、この光はやはり不自然だ。

フラッシュなしで手持ち撮影ではどうしても絞りが開放に近くなるので、ピントが一部しか合わない。

今月中に、OLYMPUS OM-D E-M5 MarkⅡのファームウェアのバージョンアップがあって、フォーカスブラケットが使えるようになるので、PC上で深度合成が出来ることになる。

これは楽しみだ。

 

 

ところで、我が家のキッチンは、見たことがない虫をいろいろと妻が見つけてくれる不思議な場所である。

一番の大物は、2年ほど前のコカブトムシ。→クリック

そのほかにもいろいろ出てきたので、これからも楽しみだ。

 

 


ミナミトゲヘリカメムシ

2015-11-05 19:41:06 | カメムシ

先日、久しぶりに長池公園へ行ってみた。

マユミには、キベリヘリカメムシがたくさん見られた。

あんなにいた幼虫は、もうみんな成虫になってしまったようだ。

ところがちょっと色違いのがいた。

あれ、これはキベリヘリカメムシではないなあ!!

 

 

名前を思い出せなくて帰宅して調べたら、以前東高根の公園で撮影したことがあるミナミトゲヘリカメムシだった。

前胸背側角が尖っている。

 

 

南方系のカメムシだが、だんだんこの近辺でも見られるようになってきたようだ。

 

 


キバラヘリカメムシ

2015-10-12 12:40:34 | カメムシ

秋晴れの日に、長池公園に行くときれいな雲が流れていた。

 

 

でも虫は少ない。

そんな中、マユミやニシキギには、すごい数のキバラヘリカメムシが見られる。

今年は特に多いのか、たまたまなのか?

 

 

幼虫もいる。

 

 

まさに羽化しているところの、黄色いきれいな色の成虫もいた。

 

 

いつも不思議に思うのだが、同じ所で小さな幼虫から成虫まで一緒に見られるのは何故だろう?

ずれて産卵されたものが、たまたま混ざって一緒にいるのだろうか?

 

 

今までも更新が間延びになっていたのですが、所用でしばらく更新を休ませてもらいます。

前の様に入院ではありませんので、ご心配なく。

今後とも、よろしくお願いいたします。

 

 


ホシハラビロヘリカメムシ 幼虫

2015-10-01 13:25:09 | カメムシ

クズの葉や茎を見ていると、またまたカメムシの幼虫がいた。

 

 

さて、これは何だったかな。

ちょっと眼つきがよろしくないが。

歩き始めたのを横からも撮る。

 

 

どうやら、ホシハラビロヘリカメムシの幼虫のようだ。

と言うのは、似ているのにハラビロヘリカメムシがいる。

しかし平地のクズにいるのはホシハラビロヘリカメムシで、すこし高いところに行くとハラビロヘリカメムシがいるみたいだが、合っているだろうか。


マルカメムシ

2015-09-29 10:02:21 | カメムシ

またまた、カメムシです。

この時期は、カメムシが活発に活動しているようだ。

クズには、集団でカメムシが付いているが、「マルカメムシか!!」で、撮影されることのないかわいそうなカメムシかもしれない。

 

 

成虫は、地味な色だし、小さいし、結構臭い。

洗濯物に付いたのを不用意に叩いてしまったりすると、大変なことになる。

 

クズの葉の上には、毛深い幼虫がいた。

 

 

そう言えばマルカメムシの幼虫を、その気になって撮影したことがなかったかも知れない。

こんなに毛深かったのか?

 

 

歩きだしたところを撮影したら、腹側が見え、きれいな緑色だった。

 

今度は、卵と、孵化したばかりの幼虫がゼリーを食べるところを撮りたい。

カメムシは、腸内に共生細菌を持っていて、これは親が子に受け渡すとのこと。

マルカメムシのメスは、卵のそばに共生細菌の入ったゼリーのカプセルをつけておいて、産まれた幼虫はこれを食べて菌を獲得するそうだ。

こちらに興味深い記事が出ていました。→クリック

 

この記事を読んで思い出したのだが、この時撮影したマルカメムシの成虫に、こんな色のがいた。

 

羽化したばかりなのかと思ったが、ゼリーを食べ忘れた成虫なのだろうか?

 


カメムシの幼虫は難しい

2015-09-26 12:30:10 | カメムシ

遊歩道わきで、見慣れないカメムシの幼虫を見つけた。

 

 

色が薄いので、脱皮したばかりなのだろうか。

何匹かいたのだが、こちらは少し大きい。

 

 

検索してみて、イチモンジカメムシの幼虫かと思った。

しかし良く見ていくとどうも違う。

もしかしたら、先日載せたチャバネアオカメムシの幼虫かもしれない。

最初のが3齢幼虫で、2枚目のが4齢幼虫か?

しかし、色が少し違うような気もするが??

総合的にみると、チャバネアオカメムシ。

いかがでしょうか?

カメムシ幼虫は、やはり難しい。

 


チャバネアオカメムシ幼虫

2015-09-12 11:24:59 | カメムシ

一週間程前に、久しぶりに長池公園を少し歩いた。

この時、今までに見たことがないほどタマゴタケが見事にたくさん出ているのを撮った

 

昆虫はあまりいなかったのだが、カメムシの幼虫がいた。

 

 

ところが、見たことがあるような気がするが何のカメムシの幼虫かわからなかった。

カメムシの幼虫は、成虫とまったく違う色や形なので大変わかりにくい。

デザインも素晴らしいものが多く、微妙なこの模様は、何のためにあるのだろう。

 

調べると、良く見かけるチャバネアオカメムシの幼虫だった。

ちなみに、成虫はこんな全く違う色である。

 

 

幼虫でも、1齢、2齢、3齢、終齢と色・形が変わるので、難しい。

 


クサギカメムシ 幼虫

2015-08-17 18:37:48 | カメムシ

病院敷地内の散歩可となったが、この敷地がものすごく広い。

坂道を登ったところに新しい別病院があり、その周りには池や植え込み花壇もある。

15分毎にシャトルバスも出ている。

そこまで行くと別世界で、コンビニ、レストラン、カフェもある。

このカフェでコーヒーを飲んでリフレッシュする。

入院しているのに何やってんだ!と言われそうだが、これで入院後半はだいぶ気分転換できた。

OLYMPUS OM-D E-M5 MarkⅡ アートフィルター リーニュクレール

 

池の方へ行くと、ヤブカラシに小さなカメムシの幼虫がいた。

 

クサギカメムシの3齢幼虫だろうか?

TG-3の液晶もちょっと見にくいのだが、何枚か撮るとまあまあのピントのがあった。