思う・学ぶ・発達支援 心のケア サイト

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繰り返すと抵抗感が減る

2024年02月05日 | 教育
特別支援学校小4ダウン症の子。
何を声かけても「やだ」というのが口癖である。
「きがえをしようか」「やだ」
「かばんをせいりしよう」「やだ」
「となりのへやへいこう」「やだ」
なんでやだっていうの?と言ってもらちがあかないので、
あまりやだにはこだわらず、少し手伝いつつ、
やりはじめれば「すごいね!」「できるね!」とほめる。
どうしてもやれないときには、「まあ、まあ」といいながら、
一緒にやってしまう。うまくすると動き始める。
はじめはだめでも、繰り返すと抵抗感が減ってくる。
少しでもやり始めれば褒められるので、こちらも気持ちがいい。

スズキのワゴンの車が大好きだ。
パンフレットが欲しい、と何度も言うのでもらってきた。
渡すと、とても気に入って、ずっとみている。
あまりに見ていて、朝の会もやろうとしないので、
「預かります。終わったら見ようね」と言って預かると
へそを曲げて床に座り込んでしまった。

朝の会の後また見ていた。勉強が始まるので、また預かると
「やらない」とへそを曲げてしまったが、後からやり始めた。
そのあと全体授業で隣の部屋へ移動となった。
また、ワゴンのパンフレットを見ていたが、
また預かると、今度は直に渡して移動できた。

怒らず、諭すくらいで、きちんとした行動を繰り返して誘導すると、
抵抗感が少なくなっていく。ほめる機会が多くなる。
コメント
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