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発達検査を知っていること

2024年02月18日 | 教育
発達検査を知っていて、それを子供の見立てにいかせることは大切です。
通常は、行動観察、到達度を図るテストなどで見ていくと思いますが、
発達に遅れや偏りがある場合は、それだけではやはりわかりかねます。
例えば
「授業中、先生の話をいつもよく聞いていないんです。」
・日常の会話は普通にできる子であれば、見立てを誤る場合があります。
「原因」をきちんとつかまないと「対応」が無意味になる場合があります。
その原因が、検査により見立てられる場合があります。
〇言語の理解の検査が悪い↓
<原因>言葉の理解に時間がかかる
<対応>
・一度に一つずつ伝える。
・ゆっくり伝える。
・視覚的な手掛かりを見せる。など対応が必要です。状態
〇ワーキングメモリーの検査が悪い↓
<原因>理解力はあるが注意が散漫な状態である
<対応>
・黒板や周りに気が散るものを出来るだけ貼らない。
・鉛筆を置きます、おへそをこちらに向けます、など、
 集中できる状況を作ってから話す。

その子の隠れた原因を探り、対応を図るためには
必要な検査をして、見立てることも必要です。
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