思う・学ぶ・発達支援 心のケア サイト

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関係性がとても大事

2024年02月07日 | 教育
ASD(自閉症スペクトラム)の子供たち。
2月の寒いこの季節、不安定な様子も見せることも多い。
過敏性を抱えていたり、音に対する不安定さがあったりするなど、
気持ちや感情をコントロールする力に弱さがある。
脳の抱える器質的な問題でもあり、うまくできないところがある。

・この季節、雪が降るなど急に冷え込む日がある。
・徐々に、寒かったり、暖かかったりする日が来るようになる。

こういった変化に対応することが弱いのは当たり前である。

・送る会、卒業式の練習など、年度末の雰囲気が高まってくる。
・また、新しく周りの人がガラッと変わる4月が近づくのは周期で感じるのかもしれない。

不安定な気持ちや行動を出してしまうのは仕方のないことでもある。

〇叱るというような刺激ではなく、諭す、誘う、と言った言葉かけが欲しい。
〇安定材料になるなら、水の入ったペットボトルを持っていたり、ぬいぐるみ、タオル、
など気持ちの安定のためにある程度持っている時間も保証したい。

そして、生活する中で、「今はこうしないといけない」ということは伝えなければならないこともある。

そのとき、急に入った人では良くない。
普段から接している人がいい。
いろいろぶつかり合ってきたとしても一緒にいたことで、
その人の存在はその子の中に入っている。
それが「関係性」である。
ぶつかる存在になっているとよくない関係性であるが、
一緒に頑張り続けてきた「関係性」は、その子を動かす大きな力になる。

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