思う・学ぶ・発達支援 心のケア サイト

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間違いを責めない

2024年02月09日 | 教育
やり取りでは単語程度で話せる。
認知発達が3~4歳くらいである。
それでも青年期くらいになると、
ひらがなの名前など、文字の数だけ〇を書いてあげ、
手本を見ながら何とか形をとって書くことができるようになる。

しかし、間違いは起きやすい。
「ありがとう」
という文字を見ながら〇の中に書いていった。
しかし、途中から、
「ありりりり」
と書いてしまった。
注意を受け、もう一度書くが、また
「ありりりり」
と書いてしまった。

・注意力が足りない
・ふざけている

とひどく注意され、癇癪を起こした。

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〇選択注視が弱く、一度は行ってしまった記憶から切り替えることが難しい
 脳の思考と調整力の弱さを抱えている。
〇やろうとしてもできないことを、きちんとやれと言われるほど悔しく苦しいことはない。

そのような時は、
あ・り・が・と・う
という文字を指導者が順番に指さし、
同時に書く場所の〇を同時に指さし、
間違えて入ってしまった動作を正しく切り替えてあげる必要がある。

それをせず、ただ叱って理解させようとするのは、教師として勉強不足と言わざるを得ない。




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