今日街に出たら粉雪が吹雪出した。それで前のアパートにいたときに毎日遊びに来てくれていた雀の訪問を思い出した。初めはたった一羽だったのがすぐに50羽くらいに膨らんだ。2時間おきにやってきて米をねだった。雪の日もやってきて並んで待っていた。ほかに訪ねてくる友がいない孤独な僕はこれを歓迎した。一か月で10キロの米を彼らは消費した。でもその時はまだ安かった。僕は業務スーパーのアメリカンローズを買っていたから、10キロでも2,500円くらいだった。今のコメの値段ならとてものこと彼らを迎えられなかっただろう。今のアパートに引っ越して3年になるから、彼らの代も変わっているかもしれない。もう僕のことはとっくに忘れただろう。
この一羽からすべては始まったのだった。
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