毛津有人の世界

毛津有人です。日々雑感、詩、小説、絵画など始めたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

摸写 study after Albert Bierstadt (1830-1902) USA

2025-01-17 08:43:27 | 一日一絵 (自選絵画100選)

oil 54x38cm 2012

西洋の家の居間にはたいてい暖炉の面影が残されてあってその上にはこのような風景画の大きなサイズの絵がかかっているとしたもので、子供たちはそういった絵を幼い時から毎日見て育つので自然と美術教育がなされるというものだ。戦後85年日本民族はがむしゃらに拝金主義でやってきて、美術鑑賞など金を生まないものは生活からどんどん排除してきた。今の日本人とは花鳥風月を話題にして語らうことすら困難になっている。その付けはすでに日本民族を覆いつくしてしまった。6時のニュース番組などを見れば性悪説がまっとうかと思わせられるほど民族の劣化が見られる。一億総詐欺師時代に突入したかと思えるほど権威も人間信頼も崩れつつある。東南アジアで親しんだあのbig smileが懐かしい。玄関ドアが鉄格子だけで家族の会話が外へ漏れくるようなあの開放的な人々の生活態度が懐かしい。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Book-off へ行く | トップ | 醜悪なる成金趣味 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

一日一絵 (自選絵画100選)」カテゴリの最新記事