毛津有人の世界

毛津有人です。日々雑感、詩、小説、絵画など始めたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

ついににっくき水彩画を制圧

2025-01-09 08:27:57 | 水彩画

2010年まで何とか水彩画が好きになりたいと思ってその上達を願っておりましたが、どうしても自分が考えているような美しい絵が描けないので、ストレスがたまる一方でした。それでとうとう水彩画習得は断念してもっぱらパステル画に傾倒していきました。それで水彩画は2016年末まで一枚も描きませんでした。2016年の末になって急に水彩を再び始めたのは自分独自の画法を編み出したからなのです。これは日本の水彩画家の描き方とは大いに異なると思うのですが、まずはモノクロで下絵を描きこれが完全に乾燥してから色を載せるという伝統的油絵と同じ方法を採用してみたのです。これが自分にはひどくしっくりと感じられ、今後はこれで行こうということになりました。これでやっと水彩が好きになり自信も持てるようになりました。水彩の利点は絵筆の洗浄が実に簡単であるということです。だから老後は水彩画家になりたいとこのころから考え始めたのですが、油絵の具のチューブがまだ大量に残っているのでこれを何とか死ぬまでに消費してしまいたいと考えて、今は水彩で描きたいにも拘わらず油絵にこだわっている次第です。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

摸写 study after Daniel Greene ( 1934-2020 ) America

2025-01-09 07:40:50 | 一日一絵 (自選絵画100選)

 oil 54x78cm 2010

2009年にポルトガルから帰国してからは、旧の職業に復帰してタクシードライバーとして働き始めました。でも本音は肖像画家として生きたいと思っていましたので、非番の日は一生懸命名作の模写をして勉強していました。でも後から考えると日本には肖像画の市場が存在しないことに気づきました。というよりもそもそも日本では海外でいうところの画家は存在しないことにも気づきました。絵を描いてそれを売って日々の収入を得ているような職業画家はほとんど存在していないことにも気づきました。日本の美術界は日曜画家がほとんどであり、普段はサラリーマンをしていて僕のような貧乏画家というのは存在していないのです。または日本の伝統であるお家芸よろしくその生徒たちにレッスンをするだけの師匠たちがいるばかしです。それで僕は日本では画家になることを断念しなければなりませんでした。そして世界のどこにあっても通用するだけの肖像画の技量を身に着けたいと思って修練に励むのでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

猫好き 2

2025-01-09 07:05:57 | 動物画

 

油彩 26x36cm 2017

世の中はこぞってデジタル化を進めているようだが僕はこれで世の中が便利になったと思ったことは極ごく少ない。それよりも不便になった点のほうが目立っていけない。昔は日常生活の支払いについては現金だけで済んだが今はいろいろな決済方法が出来てきたので、それ専用の機械を相手にしないと支払いができない。それで現金時代よりも却って煩雑になり、機械の操作が分からない老人などの後につくと随分と自分の番が回ってくるのが遅くなったりする。古き良き時代に比べたらかっては店の方でやっていたサービスを客のセルフサービスに切り替えて支払いまで無人化してしまうのだが、僕などはこの変化についていけないので随分と外食や買い物から退散することになった。もう一般の人間活動からは少しも人間的な触れ合いは期待できないので家で絵を描いている方が楽しいということになる。こんなことをしていたのでは人類はしまいには滅ぶのではないかという危惧さえ感じる始末だ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする