* Moty'l(モティール)の素 *

モティールとはチェコ語で“蝶”の意味です。チェコアニメが好きなのでこの名前を付けました。
 

アメリカについて

2019年02月23日 | BOOK
図書館でマイケル・ムーアの本を見つけて何となく借りた
マイケル・ムーアは『ボウリング・フォー・コロンバイン』や『華氏911』などのアメリカの暗部を追求する映画監督。
この本は『華氏911』を観た兵士やその家族からムーア監督に送られたメールをまとめたもの。
公開当時、映画を観に行ったけど、もう10年以上も前で覚えてないな。
でも私が興味本位レベルでしか見ていない日本人だから記憶がないんだと思う。

あのイラク戦争が一部の人間の利益のための戦争だったということが書かれていて、100%の事実として鵜呑みにするわけではないけど、そういうことがあり得てしまうのかもしれない。
日本でも政治家は悪いことしても居座ってるしね

アメリカ兵の中には大学で学ぶための資金の調達のため、軍に入った若者が多くいることを知った。
日本は戦時中は「お国のために」と言っていたけど、今では聞かない。
アメリカではよく「愛国心」という言葉を言ってる気がする。
「愛国心」ってどういうことなんだろう。
「郷土愛」よりも強い感じがするし、日本で言ってたら軍国主義的な感じがしちゃうけど…

それだけ日本は平和なんだろうな。
国を愛するように国民の心を煽らなくても暮らしやすい国だから。

いじめや差別もないわけじゃないけど、アメリカみたいに白人至上主義だの強い思想団体はあんまりないし。

先日見た《大統領の執事の涙》という映画。
黒人差別から起こる悲劇や葛藤が描かれていてアイゼンハワーからケネディ…オバマ大統領まで、黒人の執事やその家族の目から見たアメリカの姿が描かれている。
同じ人間なのだけど、差別が当たり前だった時代。
それを変えようとした人は暗殺され、救いの糸を度々切られて来た人生に、オバマ大統領の誕生はほんとに最良の出来事だったに違いないなと思った。
私たち日本人が「黒人初の…」とただ聞くのとは全然違う。

で、マイケル・ムーアの最近の活動を知らなくて、トランプ大統領をほっとくかと思ったら案の定、昨年秋に映画公開されてました。
《華氏119》。11月9日にトランプ大統領誕生したらしい

そんな本や映画を見て、アメリカについて考えてたところに、安倍首相がトランプをノーベル平和賞に推薦…なんだそれ。
差別発言多数、国境に壁を作っていること(麻薬の流入とか困っているのかもしれないが)など世界で選ばし平和貢献者だとはとても思えないが
お付き合いの推薦だろうけど、どうなの