Mouton lab

Thai Paris Cairns Chendeu Siem reap

情報を制するものが世界を征す

2015-02-23 22:59:27 | Thai Trang

本日は休息日。

わざわざ暑いところに出る元気もないので部屋で引きこもっていた。

色んなことから解放されてここに来たはずなのに、案外やることが溜まっていて、気が付けば日の入り。昨日から見始めた ’Gossip Girl’ をガッツリ見ようと思っていたのに。。

でもそれはやるべきことを気にせずに日常を過ごしていた証拠であり、いい意味で鈍感力がついてきたんだと思う。

今日の収穫はネットが常時開通したこと。

夜に買い物に行った際、ショップでチャージしてもらい、設定を行った。

今日でタイの通信事情が大体分かったので、誰かの参考になることを願って、ざっとまとめておこうと思う。

と思ってある程度書いたのだが、ここに詳しく丁寧な説明が載っていたので、リンクを貼っておきます。日本語でこれ以上まとまったサイトは多分ありません。

http://blog.scratchpad.jp/prepaid-sim-in-thailand-31/

 

その上で2点だけ。

①タイにも色々な通信会社があるが、世界(日本)のスタンダードに合わせたSIMフリーのスマホを使うなら、タイではAISがベスト。最近になって(2015年2月現在)3Gのエリアが拡大してきて、タイ南部の山頂でも3Gでつながった。速度は日本の4G LTEほどではないものの、ストレスなく使えるレベル。

②オフィシャルのHP(英語版)の情報が正しいとは限らない!AISのサイトの料金プランがいくらやっても申し込めないというトラブルが起きたが、どうやら古い情報がのっていたらしい。頑張ってAISの店員に聞くか、最新のクチコミ等を探すか、タイ語のHPを見るかぐらいしか解決策はない気がする。いずれにせよ、少しタイ語の知識を増やした方が良さそう。。

 

ネットを繋ぐための情報をネットで得るという、いまいちよく分からない状況。

情報をシャットダウンされたら、多分生きて生けないだろう。

そういう意味では、本当の強者は情報をうまく取れる人ではなく、情報がなくても生きていける人なのかもしれない。

いずれはそっちの方向にシフトしたいなぁ。

Q.E.D.

割と広範囲をカバーしてるみたい。あながち嘘でもなさそう。


yourself myself

2015-02-22 22:23:20 | Thai Trang

今日は一日船の上。潮の流れや風向きがどんどん変わって、少し変な表現だが、とても自然を感じた。

透明度は低く、潜ってもヒトデしかいない。そしてあまり水が冷たくない。

何だかんだで海に入ったのは前回のタイ以来。そりゃそうか。

どう見ても何もいなさそうな海だったが、竿を出すとイカが釣れた。

イカを釣ったのは地味に初めて。というかイカ用のルアーを使ったのも初めて。意外とあっさり釣れるものだ。イカが水面付近までルアーを追って来る感じが堪らない。

船の上では特に決まった仕事がなく、水平線を眺めるという作業が中心だったため、頭の中で音楽がリピートしていた。

曲はKT Tunstallの「another place to fall」

あまりメジャーな曲ではないが、なぜか耳に残って離れない。

プラダを着た悪魔の主題歌「Suddenly I see」を聞くためだけにアルバムを借りたはずなのに、別の曲にもはまってしまった。小説とかでも同じ作家の他の作品が結構良くて、その作家を網羅するということが時々あるが、それとよく似ている。

曲中のサビの最初のフレーズ” Find yourself another place to fall ”というのが、よくよく聞いていると聞き取れて、言い回しとか意味が何となく格好良くて、この歌にはまってしまった。

“ Well, I don’t see no holes in the road but you” とかも最初にリズムを覚えてから、単語とか意味を確認して、やっぱカッケーと思った。

多分中二病だ。

ネットで日本語訳を探しても見つからないのが、またいい。

聖書とかでもそうだが、答えの決まっていないメッセージの美しさみたいなものはあると思う。

音楽を頭で流しながら船の隅っこで休んでいると、夏休みの野球の練習でよくトイレに隠れてサボっていたことをふと思い出した。

Q.E.D.

 

 

エンジンむき出しなのに

 火気全然オーケー

 風が心地よい


A different culture

2015-02-21 22:13:28 | Thai Trang

出発前に慌てて買ったAKGの安いイヤホンが割といい。

プレイヤーもSONYの海外用のスマホだし、これはこれでバランスがいいのかも。

KT Tunstall が耳に心地よい。彼女の歌を聞くとまたプラダを着た悪魔を見たくなってきた。もう何度も見ているが、それでもまた見たくなるのが本当にいい映画なんだろう。

今日も山登りまでずーっと寝ていたので、体も頭もフレッシュな状態で観察に臨めた。

日に日に暑さに強くなっているような気がする。機材とかズボンが熱くて触れない状態になっても体は元気だ。集中力も持続する。

でも、もっと元気なのはタイの人々。

船でも山でも延々おしゃべりして盛り上がっている。休憩もほとんど取らない。

しーんとなることがほとんどなく、いつもどこかで笑い声。そんな状態。

明るく元気に楽しくやれるのはすごくいいことなのだが、休みなく話をされると正直少し疲れる。それもほとんど意味のとれない言語なので、雑談かどうかすら分からない。

仕事をするときはできるだけ静かで集中できる環境で、という価値観の自分はやはり日本人なんだろうか。

それとも静かにゆっくりできる時間が日常の中にも必要だと思う自分の性格だろうか。

いずれにせよ、日本の無駄に静かな空気がどことなく恋しくなった一日だった。

静かすぎるとそれはそれでまた疲れるのかもしれないが。。

次は逆に寡黙な人達がいる国へ行ってみたい。チェコとかフィンランドとか。

イタリア人10人が話すとチェコ人1000人分ぐらいの威力があるという話もある。

今日のタイ人の様子を見ていると、あながち大げさでもないような気がしてきた。

Q.E.D.

 

 頂上からの眺め


風と共に

2015-02-20 22:01:41 | Thai Trang

昨日の部屋に戻るべく、朝から荷造り。

フロントとの交渉もうまくいき、なんとか部屋を取り戻せそうだ。面倒なことは朝一にやるとたいていうまくいく気がする。

最近思うのは、うまく意思疎通できるかどうかは、相手の語学力よりも仕事力で決まるんじゃないかということだ。
日本でもすぐに話が分かる人と全然通じない人がいる。それと同じで、海外でも言葉というよりも話の伝わりやすさに個人差があるんじゃないだろうか。

だからTOEICの点数がいくらよくてもコミュニケーションを取れない人は取れないし、TOEICが0点でも就職はできる。
そう思ってグダグダと何の勉強もしてこなかったが、いい加減そろそろ本気になるタイミングなのかもしれない。

今日も相変わらず日差しが強かったが、体が適応してきたのか、そこまで暑さを感じなくなった。

ただ、残念ながら何も見えない。。
いくら集中しても何一つ動きがない。

波も高くなり、早めに観察打ち切りとなった。まあ、そういう日もある。

早く帰って時間を持て余していると、タイ人スタッフが一緒に走りに行こうと誘ってくれた。まさかこんなところでロードに乗れるなんて。

待ち合わせの時間まで、体と心がそわそわした。まるでデート前だ(笑)

なんだかんだ言って、本当は自転車が好きだったんだなと思う。
走っていて風を感じるだけで幸せだし、全く会話がなくても楽しい。疲労感すら大きな喜びだ。

ただ、走っていると、それと同時にこの世界で一流になれなかった思い出も蘇る。
努力しきれなかった、努力を活かしきれなかった思い出。
4年前に比べると随分ましな走りができるようになったが、その分自分の限界とか才能とかも見えてしまう。

今日走ったタイ人くらいだと、全く練習していなくても簡単に勝てるが、努力しても努力しても届くかどうかすら分からない世界があることも知っている。

スポーツの世界はやっぱりとても残酷だ。

もうこの世界に戻ることはないと思うが、いつまでも風と共に幸せを感じられる自分でいたい。

Q.E.D.

 

サンセットをバックに。


タイ式交渉術

2015-02-19 22:50:45 | Thai Trang

本格的に観察開始。
服を着ていても日差しが肌に突き刺さる感じがする。

車、船、山頂とあらゆる場所で寝ていた。夢を見れるぐらいに。

体が暑さに適応しようとしている証拠だろう。
毎年、夏のはじめはやたらと体力を消耗する。多分それと同じだ。まあきっとその内慣れる。

今日から宿が変わったので、ここぞとばかりに色々荷物を散らかして、シャワーを浴びようかと思っていると、誰かが部屋をノックしてきた。

ドアを開けると、小太りの見知らぬ男。

「タイ人か?」と聞かれ、「日本人だ」と答えると、奥さんを呼んできて、何やら英語で言い始めた。どうやら部屋を代わってくれということらしい。
家族で来ていて、できるだけ近くに集まりたいそうだ。

「こちらも団体行動しているので、その辺を相談してからまた後で」みたいなこと言ってみたものの、部屋番号と今夜だけというのをひたすら連発してくる。
埒があかないので、適当にオーケーまた後でと言うと、やたらと感謝され握手を求められた。

さあシャワーを浴びようと思っていると、荷物を持った男がもう来ていた。

あ、代わるの今なのね。

別に構わないのだが、意志の疎通ってなかなか難しいものだなぁと思ってモヤモヤしていると、また握手。
まあ家族水入らずで遊びに来てるんだし、部屋を代わってあげるだけでそこまで喜んでくれるなら、それもいいかと思い直し、移動した。

言われた部屋に入りあらゆる電源を入れると、不穏な音と共にエアコンが盛大に水滴を落とし始めた。


Q.E.D.


シンプルに美味しい。頂上で食べるとなおさら。