Mouton lab

Thai Paris Cairns Chendeu Siem reap

フリーダムな人たち

2015-02-18 22:37:29 | Thai Trang

2日目からいきなりのclimbing.

朝はとても過ごしやすく、暑いと言いつつも大したことないなと思っていたが、やはり山は日差しが強い。容赦なく太陽が突き刺してくる。足場も悪いし風もない。過酷な環境だ。

今日は機材のチェックや視野の確認をしたのみで、実際の観察は明日から。それでもかなり疲れてしまった。山頂でも案外寝られるものだ。

衣食住すべてが一気に変わったので、思った以上にダメージが蓄積していたのかもしれない。

さあ帰ろうかとなった時、船長がいないという事件がおこった。しかも2台の船のどちらとも。どうやら2人共乗客そっちのけでイカ釣りに行ってしまったらしい。

とんでもない国だ。 

でも勝手に遊びに行く感じとか、行ったからにはちゃんとイカを釣って返って来る感じとか、実はそんなに嫌いじゃない。

それに目くじらを立てることなく、困ったなぁと言いながら仕方なく待っている日本人チームも。

釣った魚やイカを船の中で料理して出してもらった。これがまた美味い!

あまり細かいことは気にせず、気の赴くままに動く。ダメだったらまた考える。

仕事なんてだいたいアバウトでいい。楽しいとか面白いとかが先。

彼らに教わることはまだまだたくさんありそうだ。

Q.E.D.

陸続きに展望台ができていた

さすが!やりよる。

船出

2015-02-17 22:32:57 | Thai Trang

タラップに降りると、モワッとした生温かい湿気。

そして煙たさと生臭さの混じった独特のあの匂い。

ああ、また来てしまった。。気持ちが少しナーバスになる。

東南アジアを訪れる時は、いつも決まって期待よりも後悔が先だ。

日本にいるとウズウズして、じっとしていられなくなって、外に飛び出そうと思う。でも、いざ一歩踏み出すとすぐに後戻りしたくなる。

どうやら欲望というものは、満たされた瞬間に何か別のものに変わってしまうみたいだ。

 

移動と睡眠に大半の時間を費やした一日であったが、バンコクへ行く飛行機で隣の方と少し話をした。

聞くところによると、若い頃から海外を飛び回っていたやり手の国際派らしい。年齢は父親と同じぐらい。ふと就職活動の面接を思い出した。

 

バンコクでの事業の話や資金調達に関連する話、市場の動向等々、自分の関心事と共通する部分が多く、話は思ったよりも盛り上がった。少し取っ付きにくい話題もあったが、なかなか生では聞けない話も多く、非常に楽しい時間であった。

政府とか企業とかが声を大にして唱え始めた、いわゆる”グローバル人材”については全く関心がなかったし、その前にもっと色々大事なことがあるだろうと思っているが、海外で働くこと自体にはとても関心がある。異国の地で頭をフルに働かせ、交渉を繰り返す日々はきっと刺激的に違いない。

途中で今後の身の振り方の話になり、その方が「いいこと教えてあげるよ」と言わんばかりに言い放った一言が印象に残っている。

 

「君さ、そのまま続けても面白いと思うけど、もし向上心とかがあるなら3年で会社辞めた方がいいよ」

やっぱそうっすよね、先輩。

Q.E.D.

 

わざと?

空港まで迎えに来てくれた車がもはやロケバスだった