ちょっと前に「文章を読むとき、頭の中で「声」がする?という記事を目にしました。
「そういう人もいるのかー」と新鮮な気持ちで読みました。
私自身は特に音声化はしない方でそれはごく一般的なことだと思っていました。
「へぇ」と驚きがあったのは良いのですが、これを読んで以降ちょっと困ることが起こり始めました。
逆に文字を読むとき頭の中で音声化することを脳が覚えてしまったというか。
私はいつもの自分の読み方でいいのですが、勝手に脳内で声に出しているかのように読んでしまい頭の中がすごくうるさいのです。
脳内音読派の方々はどのようにして読んでいるのか。
音読のように頭の中で読むと全然読み進まなくないですか?
目が読むスピードに合わせると脳内音声はすごーく早口にならないですか?
そして音声化すると文章の意味が入ってきづらくありませんか?
私は物理的に音読した時に「目が読み取った文字を音声に変換して発声する」という作業に集中するため意味が理解しづらくなります。
なので「意味を理解するために読む」ことと「音読」は別物です。
文章は前後の脈絡なしには明確に理解できないので、私的には前後の文章が視界に入っていることも重要です。
頭の中の時間は物理的な時間とは少し違っています。
物語を読んでいたりすると、没入して盛り上がってくるとスピードが上がってきます。
文字で書いてある文章に流れている時間(文字数)と実際にそれが起こった場合に流れる時間は同じではありません。
盛り上がりの場面では目眩く情報や感情などが一気にどっと流れ込んで臨場感を味わいます。
そういう読み方をしていたので、audibleでは耳で聞いているのに目が先へ行こうとしている感覚もありました。
私がしているのは「流し読み」なのかもしれません。
書かれている内容を覚えようと思う時は脳内でもゆっくり読んでいるような気がします。
脳内音読する方々は読んで覚えているのかもしれません。