あと1歩前に

あれよあれよというまに50代も通り越し60代に仲間入り。心地よく毎日を送りたい。穏やかな日々が一番です。

コゲラ!!②(写真なし)

2018-05-07 13:23:20 | 日常
 さて、連れ帰ってからはササミをあげた後、少し大きな動物用キャリーバッグに入れ替え、餌探しに出かける。

弱らせないようにするにはまず餌!かーさん頑張ります!

保護した近辺で青虫芋虫探し。
小さくてあまり美味しくなさそうな芋虫を8匹と何かの昆虫をゲット。
帰ってあげると芋虫はあっという間に完食。
昆虫は小さくてあげづらいことがわかった。その後ササミ。

だいたい、餌は2回連続食べるが、その後は少し時間を空けないと食べない。
どのくらいの量をあげればいいのか。
「そのうが膨らむまであげる」とか書いてあるけど、よくわからない。
とにかくどんどんあげないといけない感じ。

ここまでで午前中が終了。

午後も芋虫探し。キャベツ畑とかあれば簡単なのに、、、
車で10分ほどの大きめの公園に行ってみるか、とプラスチックケースとピンセットを持って出撃。

必要な時に欲しいものって中々手に入らないもの。
2時間ほど粘ってようやく丸々した4cmほどの黒い芋虫(大物!)と細身ながら4cmクラスの尺取り虫っぽい芋虫をゲッツ!

捕ってきたわよ、とピンセットであげると丸々とした芋虫をわっしゃわっしゃと食べる。
足の爪を木に引っ掛けて、尾で支えてキツツキらしく掴まった縦の姿勢にさせてから餌をあげた方がよく食いつく。
生の餌がなくなったらササミを投入。

この頃から少し元気になってきている様子。
両足でチョンチョン飛べるようになり、木に掴まるような姿勢でいることが増えてきた。
フンも初めてした。

夕方、うちで飼っている猫が近づいてきて思わずピーピーと初鳴き!
「おぉぉぉ鳴いた!」

キャリーバッグの窓の隙間に向かって、ドラミング(?)のような動作もしはじめた。

もう無理!これ以上芋虫探せる気がしない。。。
ということでミルワーム探しの旅へ。
キモい。。。キモ過ぎるが仕方ない。
自分ではこれ以上ムリ。。。
ミルワームは栄養が偏るらしいけど、一日くらいならよかろう。

皮が固くて天然芋虫より全然美味しくなさそうだけどまぁ食べてくれるのが第一。
夢に出てきそう。。。

あまり大きくなっているようにも見えないし、キャリーバッグの中の窓の部分まで上手に飛び上がれないし、餌は置いておくと逃げちゃって食べないし、、、明日放鳥してもどうなんだろうと心配になります。

野鳥の保護センター、動物病院なども視野に入れつつ一日が終わる。

翌日の朝ごはんは昨日あげてみたけれど、あまりお好きではなかったようで残っていた尺取虫風芋虫をがっつり食べ、ミルワーム、砂糖水で最後の晩餐ならぬ朝餐を済ませる。

今日から数日雨の予報でしたが、午前中は降らなそう。
遊歩道の川側のお隣の敷地には木が沢山ある場所があり、幸いなことにそこに放鳥できる運びとなりました。
歩いている途中、仲間に応えているのかピーピーと鳴く。

もしも一人立ちできず、親鳥も助けてくれなかったとしても車や人通りもなく自然豊かな中で一生を終えることができそうな環境なので少し安心。

ちょうど良さそうな木の近くで小箱を空けても、しばらく出てきませんでしたが、箱を少し揺らすとパッと飛び立ち昨日よりも格段に上手にシューっと飛んで木々の中へ飛び立っていきました。

飛んで行った先の木でしばらくピーピーピーピーと仲間たちに知らせているように鳴いていましたが、私に最後のあいさつをしてくれているようにも聞こえました。

たった2泊3日でしたが、とてつもなく「育て上げた!」という達成感がありました。
青虫を「ふわふわで美味しそう」などという目線で見る日がくるとは夢にも思いませんでしたが、鳥力が上がった気がします。

コゲラ、とってもかわいかったです。

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