躍る大捜査線？

禁煙に関するブログをいくつか見ていくと、とりあえず在庫がハケたら禁煙する、っていう人もいるみたい。

とりあえず、禁煙しようよ！　在庫とか何かのきっかけとか気にしないで……。

うちには九箱と約半分の在庫があります。
「NATURAL AMERICAN SPIRIT」っていって、躍る大捜査線の青島刑事が吸ってたヤツです──

あのね、別に織田裕二になりたくって吸ってたわけじゃありません。たまたまそうなっただけ。
この煙草って、香料とかが入ってないんですよ。「添加物は一切使用していません」ってパッケージには書いてあります。

冷静に考えてください。
この煙草に「添加物は一切使用していません」 って書いてあるってことは……

他の煙草は添加物使用しまくり？　とか、思っちゃったんですよ。
1mgのニコチンを効果的に血管に浸透させるための添加物って──、って考えちゃったら、他の煙草が吸えなくなっちゃったんです。

食品添加物なら表示が義務づけられているけれど、煙草の添加物は、煙草会社にとって社外秘、トップシークレットですよね。

普段悪者のニコチンやタールよりも、そういった添加物の方が恐いと思うのは私だけでしょうか。

未練

禁煙を始めて１３日目。よくぞ持ったもんだなあ──なんて感心するようなものじゃありません。
身体の具合が悪くて、吸わないと多少は調子が良いから吸わなかっただけです。

私の場合、実際に吸いたいなあ……と思うのは、純粋に精神的・観念的なものだと分かりました。
私の身体は肉体的にもうニコチンはいらないと思っているみたいです。ニコチンの禁断症状らしきものもないようです。

ただ、身体の調子が徐々に戻って来つつある現在は「挫折」の二文字が現実的に迫ってまいります。夜、お酒を飲んだときなどは確実に危ないような気がいたします。

未練があるんでしょうね。だから未練で、煙草を置いてあります。封を切ったものが、禁煙を始めたその時のまま置いてあります。

で、夜にちょっと飲んだりしたときに、その煙草の箱を手にとってじーっと見てみたりするわけです。たぶん気持も肉体的にも煙草を欲しいとは思っていないはずなのに、何か未練があるわけですね。
ずうっと続けてきた生活を断ち切ってしまうことに。今まで信じていた価値観を変えてしまうことに。いじましいような未練があるんですねえ……。

でも、この「未練」、どう考えてもみっともないですよね。これは煙草飲みの「みっともなさ」ですね。

封を切った煙草の箱を手にとって、吸いたいっていう未練と、そんなことをしているみっともなさの両方を笑って見ています。

いずれそんな未練は意味のないことだと悟って、煙草を捨ててしまう日が来ると信じています。

雨と煙草とオートバイ

昔、といっても十年くらい前までバイクに乗っていました。
季節によらず、バイクに乗っていて雨に降られると、とりあえず雨宿り出来るところにバイクを停めて、合羽を着る前にとりあえず一本、という感じで煙草を吸ってたなあ。

今日は空梅雨がちゃんとした梅雨らしい天気になったので、ふとそんなことを思い出してしまいました。
バイクに乗っていて雨に降られるのは嫌だけれど、そんな雨降りにだって寒ささえ何とかなればバイクは楽しい。今でもたまーにバイクに乗る夢を見ます。

この季節の雨は、農業をやっている人にとっては死活問題だし、水不足で真夏に給水制限されてしまうのも激しく困るので、やっぱりしっかり降って欲しいな。

バイクに乗っていて、一番最初の大きな事故は、ちょうどこんな雨の降る時でした。三車線の道路で真ん中を走っていて、左からＵターンしてきた乗用車に気付かずにぶつかったもの。脳挫傷っていうんでしょうか、まあ病名の割にはそんなにたいしたことなくって、手術なんかしないで十七日間入院してめでたく退院。

その後も、そんな事故に懲りることなく、合計で救急車に四回乗って、三回入院しました。おバカですねえ……

不肖ながらとりあえず五体満足で生き残っております。
生き残って禁煙に挑戦しております！