あれは何歳のときだったかなぁ..
それまで紅茶といえば「リプトンのTパック」しか知らなかった.
付き合い始めたばかりの彼女と何度目かのデートで
街中の紅茶専門のお店へ行き、普通に「紅茶」を.
そして彼女が注文したのがこれ「カモミール」
もうン十年前のことだから記憶があやふやだけど
彼女にお願いして一口飲んだその味は
「…なんだこれ…」
甘くもなく、苦くもなく、酸っぱいわけでもなく
ただ薄〜いその味を、「大人だなぁ..」とむりやり自分に納得させ
やっと出てきた感想は「個性的な味だね…」
黒縁メガネと厚手のセーターがよく似合ってた彼女は
いまごろどうしてるんだろう..
苦くも酸っぱくもない、「薄〜い」思い出です…。