昨日に引き続き、そういうことじゃないんだよ展では、
日常生活の中でわざわざ口に出してまでいう程のことではないが
自分の中では「そういうことじゃないんだよ」と思っていることが
表現されている。
(ネタバレになるけれど)私自身が気に入ったものを紹介しよう。
どれも私の中に常にある「あるある」である。
とくに4番目の『恋人に仕事の愚痴を話したら
「こうしたらいいんじゃない?」と解決策を言われた時』
というのは、男性脳と女性脳との違いにみられる特徴を現しており、
会話の中で結論を求め、交渉や商談などを得意とする男性脳に対して
プロセスを重視し、会話の中に共感を求める傾向が強い女性脳は
問題解決してほしい訳ではなく、ただ聞いてほしいだけ
ということが男性には理解してもらえないことが多く、
我が家でも夫婦間で価値観が異なる部分でもある。
そういうことじゃないんだよ展には表現がなかったが
『大阪人に話をしたら「オチは?」と訊かれた時』というのは、
大阪以外の土地の人にすれば、ただ事実関係を言っているだけなのに
大阪人特有の「オチは?」と訊かれることにストレスを感じる人も居ると思う。
大阪ではオチの無い話はする必要性がなく、
オチのためには多少盛っていても問題はない。
あまりに盛り過ぎて、本来の話からかけ離れたと感じた時は
「知らんけど」を付け加えて話をアバウトにさせる。
大阪以外の土地の人にすれば、これがまた
「せっかく人が話を真剣に聞いているのに無責任」と苛(いら)立たせてしまう。
そういうことじゃないんだよという文化はなくならないんだろうな。