7:10高崎→(上越線・普通)→8:14水上
群馬県と新潟県の県境、いわゆる 上越国境 への入口 水上駅 に到着。
東京と新潟を結ぶ 主要幹線でありながら、水上駅から先、国境(県境)を越える定期列車は、1日にわずか 5本 というから驚き。
まさに、在来線での県境越えは “国境”と呼ぶにふさわしいくらいの険しさである。
何度も通った事あるけど、このように 著しく列車の本数が少ない区間って、列車で旅をする者としては、そそられますな。
そんな 1日に5本しかない「長岡行き」の一番列車(8:24発)は・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/ec/d87105514cd2739a6dc3caa776d1d422.jpg)
ナント!新型車両! じゃ ありませんか!
とうとう、この区間にも新車が投入されたか。
車内は、半分がロングシート、もう半分がボックスシートという JR東日本の3ドア車としては、初めてのパターンのような気がする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/bd/7cae0d345ba813291dae57c32424cbbd.jpg)
鉄道で旅する者同士、ボックスシートの争奪戦が 一段と激しくなりそうだな。
今回は2駅先で下車するから、かまわないけど。
水上駅を出発後、しばらくは 地上を“利根川”に沿って走るものの、次の「湯檜曽(ゆびそ)駅」直前からトンネルに突入。
下り線は、トンネルを入って スグの所に駅がある。
このトンネルこそが、群馬県と新潟県とを結ぶ、全長13.5kmの 新清水トンネル である。
そして、このトンネルのド真ん中にあるのが、次の「土合駅」である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/0e/366b10e7b951705b48e4b508651292d7.jpg)
それにしても、この手の車両に、この手のシート・・
まるで 首都圏を走る列車の様。
車内アナウンスも、当然 自動放送。
しかも、山手線等でお馴染みの、あの声に あの口調。
もちろん、日本語の後は 英語でのアナウンスもしっかりある。
なんだか、上越の山越えをしている感じが薄れ、首都圏を移動しているかのようだ。
8:24水上→(上越線・普通)→8:34土合
湯檜曽駅から トンネルを抜ける事なく、次の「土合駅」に到着。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/c5/ef0fec0b35c5929e08a6596ff8e7342b.jpg)
意外と下車する人がいるが、そそくさと出口の方へと 歩いて行ってしまう。
珍しい駅だというのに、写真とか 撮らないんだ?
まぁ、こちらとしては、他に人がいない方が都合がいいんだけどさ。
山を貫くトンネルの中にあるだけあって、都市部にある 地下鉄の駅とは ひと味違う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/6b/c2533e4c4c3c24a05c8c64e7bd7eed62.jpg)
洒落っ気もなく、地味。
まさに、トンネルの中って感じ。
かつては、端にあるホームだけだったが、今 立っているホームが増設され、不思議な光景に。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/79/3b727bcf0134fb0fa302df13fd10d6f7.jpg)
13km以上あるトンネルの真ん中辺りにある駅だけあって、山の地下 奥深くにある。
はたして、地上に出るまで どのくらいかかるのか?
ホーム中央に、出口に向かうであろう階段が見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/13/ced639d9e7486d93d5762e0203b08ed8.jpg)
階段の手前まで進み、上を見上げてみると・・・
これはこれは・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/75/f17dab5bf8b737f349675214de3f4ae7.jpg)
絶望的な光景が広がっている ではないか!
これを見て、心が折れた人も 数多くいた事だろう。
だが、引き返そうにも、次の下り列車がやって来るまで、平均で3時間4分もある。(計算しました)
いやいやいやいや、
上り列車もあるではないか!と思うかもしれないが、このホームに上り列車は やって来ない。
この区間は、単線ではなく、複線区間。
上り列車がやって来るホームは、階段を上がった先、地上にあるという 素晴らしき嫌がらせ。
階段の手前には、日本一のモグラ駅 と言うだけあって、意地悪そうなモグラの絵が書かれた案内板もある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/97/4503a497be968ada2a5d1432d1154fd3.jpg)
改札口までは、合計 500段 近い階段と、500m 近い距離を進まなくてはならない。
所要時間10分とあるけど、相当 元気良く行かないと 難しいと思う。
そもそも、ターミナル駅でもないのに、ホームから改札口まで 10分以上かかる駅って 何やねん!って話。
ご丁寧にも、階段の端には、今 何段目かを表す 数字も書かれている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/fc/27fe56c37cf0287b8cc7e208ce1aaec2.jpg)
それにしても、ホームなどの写真を撮っていた 5分くらいの間に、一緒に列車を降りた方々の姿が 階段のはるか上なんですけど・・・
皆さん、元気ですね☆
では、地上へと続く 462段 の階段を上り始めるとしやしょう!
階段は、5段上っては 間隔が空き、を繰り返す。
一定のリズムで上る事ができるように工夫がされている?
そして・・
462段のうち、265段目まで上ると、一息つく為のものか?ベンチが設置されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/25/8016c3fdd61b9eeb0a78a15427d5e564.jpg)
そもそも、ホームから改札口へ行くのに、休憩が必要な駅って 何やねん!って話。
では、一息つくとしましょう!
ブログも。
つづく
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