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以下、ムジカ公式ブログの本文です。
『高音とケーブル vol.7』の続きです。
一般的な静電容量(160pF/m)のピンケーブルを2m使用した場合、
10Hzと100KHzの音楽信号の伝送ロスを比較すると
100KHzでは1.8%も落ちている計算にになりました。
しかし、この計算は良い条件で計算していますので
例えば、ピンケーブルが長くなれば条件は悪くなりますし、
真空管アンプのように出力インピーダンス高いオーディオ機器でも条件はわるくなります。
出力インピーダンスが1キロオーム程もある古い真空管のプリアンプに使用すると
20%近く落ちてしまうことになります。
何か対策はないのでしょうか?
前々回のように架空の10倍の太さのケーブルを使用した場合を考えてみましょう。
ケーブルのアウターシース(外装)の径が10倍になると
シールドや芯線も10倍になりそうですが、
もし、芯線の径は同じでシールドだけが10倍の太さになった場合を考えてみます。
ケーブルの静電容量は芯線の表面積に比例し、
芯線とシールドの距離に反比例しますので、
この場合は静電容量は1/10の16pFになるはずです。
前回と同様に10Hzと100KHzの差を計算してみると・・・0.2%となりました。
1.8%が0.2%に減ったわけですから
静電容量が小さいほど高域のロスは減っていくと考えてよいでしょう。
太いケーブルは良いこともあるのです。
しかし、伝送ロスを減らすため(直流抵抗を減らすため)に太くすることは無意味で
静電容量を抑えるための太いケーブルと考えるべきでしょう。
とくに、ケーブルを長く使う場合や真空管アンプ、
パッシブアッテネーターに使用するピンケーブルにはこの考え方は有効です。
次回に続きます。
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