「1961年当時の大切な機能・・・『ランブル・フィルター』vol.1」の続きです。
そこで『ランブル・フィルター』で20Hz以下の信号をカットします。
すると0.5~10Hzの雑音は大幅に減衰し、
純粋な音楽信号だけを増幅すれば良いので歪が減少するという仕組みです。
しかし、半導体アンプの時代になり、
100W以上のパワーのアンプも珍しくなくなりました。
すると多少のパワーロスは問題にならず、
むしろ、『ランブル・フィルター』自身が発生する歪やノイズの方が有害であると言われるようになります。
そして、最近オーディオシステムはパーツの進化から低歪・低ノイズになりました。
このようなクリアな環境の下では0.5~10Hzの雑音がことのほか目立つようになってきました。
また、最新の高ビットレートのデジタル録音では
20Hz以下の信号を録音することは容易で
可聴周波数以下の信号を含む音源もでてきました。
さらには電子回路技術の発達によって
の当社の研究では『ランブル・フィルター』が除去するノイズによって
『ランブル・フィルター』自身が発生する歪やノイズは当時の1/10以下になり
『ランブル・フィルター』が再度注目されてきました。
ここでは最新の技術で『ランブル・フィルター』を設計し、
現在『ランブル・フィルター』が有効であるかどうかを検証していきたいと思います。
次回に続きます。
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