『ピンケーブルとシールドとアース vol.14』の続きです。
欠点だらけのピンケーブルですが、なんとか使いこないしてみようという試みです。
ケーブルの方向性を無くし、シールドに負の電荷を与えたケーブルを試聴しました。
これまで『ピンケーブルとシールドとアース』シリーズで試聴に使用した同じ音源で
今回も試聴しました。
We are the wold
センター付近の奥行きが深くなります。
ノイズ感を感じさせないヴォーカルです。
一度に出ている音数が増えたときに良さを実感します。
特に高域では顕著です。
ロッシーニ序曲集 アバド/ロンドンフィル
今回最も変化があった音源です。
左右の広がりとセンター付近の音の厚みのバランスがちょうどよい感じです。
一言でいうと『品がある』
Cheek to cheek トニーベネット&Lady GAGA
ベースの変化が大きく思えました。
音に芯があり、キレがあり、重たい低域になりません。
3曲を聴いての感想ですが、
方向性があるケーブルは方向を逆にして使用したときに
良くなる部分と、悪くなる部分があり、
あちらを立てればこちらが立たず的な感じがしますが、
方向性のないケーブルはその点は満点です。
また、シールドに負の電位を与えることでノイズ感が減少するのはもちろんですが
奥行きが出て、左右が広がるといった、音場の変化が大きいと感じました。
このケーブルの欠点は電池を使用するので
3年程度で電池を交換する必要があること。
さらに、これが一番問題なのですが、構造が複雑なため
かなりの半田付けの技術がないと製作が難しいです。
製作に時間もかかるため誰もに自作をお勧めできるケーブルではなくなってしまいました。
私はこれまで高価で訳の分からない理論がくっついたピンケーブルには否定的でしたが
こういった音を聴いてしまうともう一度考え直さなくてはいけないと思わせるケーブルでした。
次にこのケーブルを・・・次回に続きます。
≪お知らせ1≫
コンポーネントに最適化されたインシュレーターhbシリーズが発売になりました。
4種をセットにしたお買い得な『お試しセット』も販売されています。
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≪お知らせ2≫
Ibuki4シリーズの発売にあったって2種のセットを発売しました。
『はじめてのアナログプレーヤーセット』¥44800
『はじめてのHigh Quality Audio Set』¥39800
≪お知らせ3≫
当社試聴室(ログハウス)のオーディオ試聴とログハウス見学の混雑状況です。
9月
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