「『スピーカー&CDセット』に無料で真空管バッファを追加・・・vol.4」の続きです。
真空管が半導体に比べて優れている点について考察しています。
半導体回路は電源電圧が低いため低電圧・大電流で回路を設計します。
真空管回路は高い電源電圧が必要で、高電圧・低電流で回路を設計します。
オームの法則によるとインピーダンス=電圧/電流ですので
半導体回路はインピーダンスが低く、
真空管回路はインピーダンスが高いということになります。
インピーダンスは低いほうが回路設計は簡単で
回路設計の初心者でも成功しやすいのは半導体回路です。
また、低インピーダンスな半導体回路は外来ノイズにも強く
そのため大半が半導体の回路を採用しているわけです。
ここまで読むとインピーダンスは低ければ低いほど良いと感じませんでしたか?
1970~80年代のオーディオ誌には『ダンピングファクター』なる言葉が多用されていました。
オーディオアンプのインピーダンスは低ければ低いほど良いとされ
その逆数であるダンピングファクターは大きいほど良いとされていました。
一般に回路のインピーダンスを下げるとハイスピードでレンジの広い音になります。
あまり下げすぎると冷たく、硬い音になるように感じます。
インピーダンスにも適正な範囲があります。
現在のオーディオ機器の設計値は少し下げ過ぎではないかと思います。
そんな中にインピーダンスが高い真空管回路が入ることで
音の柔らかさや暖かさが出てくると考えます。
(あまり高くするとナローレンジでもたついた音になりますが)
このバランスはオーディオ機器の設計には大切です。
真空管アンプはあの手この手でインピーダンスを下げることも可能です。
つまり真空管アンプは設計次第でインピーダンスを簡単に調節することができます。
これは真空管アンプの強みかもしれません。
次回に続きます。
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