ミャンマー視覚障害者医療マッサージトレーニングセンターの日々の記録 「未来に向かって」

NPO法人「ジャパンハート」が、ミャンマーの視覚障害者の社会的自立を目指して立ち上げた新たなプロジェクト

突然の避難

2011年11月18日 | 日記

今週水曜日の放課後、センターで今年度第2回目の避難訓練をした。
本センターでは、日本の盲学校をモデルに緊急対応マニュアルを含む防災計画を作成し、年間を通して学生・職員の安全対策にも力を入れている。
その一つが、毎年2回実施している今回の避難訓練。
1学期は、教室で防災に対する意識を高めるための事前指導をした後に実施したが、災害はいつおきるか分からない。
そのため、2学期は昨年同様、学生には予告しないで実施した。

授業も終わって、学生それぞれが自由にしている放課後15時45分に出火したという想定。
教室に残って授業のノーと整理をしている学生、友だちと話したり音楽を聴いてる学生、疲れて寝ている学生 ・・・。予告なしの訓練に驚き、中には聞いていたラジオをその場に投げ落として逃げたり、着替え途中のTシャツを肩に掛けたまま逃げようとした学生もいた。
しかし、それぞれが職員の指導の下、無事に外へ非難して終了。最後は、教室に学生全員を集めて、反省と防災指導を行った。

今回からは、ジャパンハートヤンゴン事務所とも連携して、センターより事務所へ火災発生の緊急電話連絡をする練習もした。

日本では、小学校のころから毎年普通にある避難訓練。ミャンマーの学生には珍しい経験だが、防災や安全に対する意識はどこの国も同じ。本センターの避難訓練は、ミャンマーでも歓迎して受け入れられている。
避難訓練は非難の練習だけでなく、これをきっかけに学生・職員共に普段から防災意識を高めた生活ができればと思っている。


   塩崎

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