心 温まる不思議な出来事
昔は家の中に釜戸がありましたので、12月28日頃には火の神様にお経を唱える釜じめと言う儀式がありました。
妙善寺では今も行っておりますが、この釜じめと言うのは、火の神様・お荒神様に1年間無事に台所の火をお守り頂いた事に感謝して暮れの28日頃に釜をしめる儀式と伝えられています。
今は釜戸がある家がほとんどありませんので、妙善寺では各家の台所の前でお経をあげて、お荒神様のお札をお渡ししております。
実は先日、心 温まる不思議な出来事がありました。何と百年振りに妙善寺へ あるご縁があってお荒神様の御本尊が帰ってまいりました。
御本尊はお荒神様・不動明王様・秋葉神様と火の神様が描かれている大変貴重な物で、妙善寺第17世日盛上人代(約100年前)の物です。少しよごれてしまっていたので新しく表具をしなおしました。
今はとても綺麗になって100年振りに妙善寺の本堂で休まれて皆さまをお守り下さっています。
お荒神様
不動明王様
秋葉神様
本当にお帰りなさい。御本尊様心から感謝しております。