栄久山妙善寺おしょうのつぶやきブログ

山梨県富士川町の栄久山妙善寺は身延山久遠寺を総本山とし永代供養・水子供養・祈祷・相談占い等を行う寺院の住職です。

思いやり

2021年08月27日 | おしょうのつぶやき
昔ある村に 目の不自由なおじいさんがおりました。

ある日 おじいさんは 久しぶりに友人の家に 遊びに行きました。

時のたつのを忘れ 友人と楽しんでいると あたりはすっかり暗くなってしまいました。

夜道を帰ろうとするおじいさんに 友人は提灯を持たせようとしました。

おじいさんは 突然怒り出し 「私は目が見えないのに、灯りが必要なわけがないだろう。」 と言いました。

怒っているおじいさんに 「あなたが必要なくても、道行く人達には、人が歩いている目印になるのです。」 と言って 提灯を持たせました。

おじいさんは 相手を思いやる心にうたれ 提灯を持って帰りました。

これは お釈迦様のお話の一つです。

人生には たとえ自分に必要で無い物でも 相手には必要な物があります。

現代では 俺が 私がと 相手の気持ちや 立場になって 考える事を忘れてしまっています。

本当に大丈夫ですか

あなたの言葉 あなたの行動

相手の気持ちや 思いやりの心を大切に。

      合掌     栄久山 妙善寺

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

命を尊ぶ

2021年08月22日 | おしょうのつぶやき
昔、お釈迦様が、旅先である村に お説法に出かけた時のお話です。

日も暮れて、宿を探していると、一人の男が、宿を案内してくれました。

しかし、そこはとても粗末な小屋でした。

それでもお釈迦様は、男に感謝して 休むことにしました。

案内した男は、日頃からお釈迦さまを妬んでいたので なんと小屋の中に、毒ヘビを放しました。

翌朝、男は、さぞかし大変な事になっているだろうと 小屋を訪ねると、お釈迦様は昨日と同じく 神々しいお姿で現れ、毒ヘビもそばで すやすやと寝ていました。

その姿に男は、心から反省し 手を合わせたそうです。

すべての命を敬うお釈迦様。

お釈迦様は、毒ヘビの命を尊び

毒ヘビは、お釈迦様の命を尊ぶ

お互いの命を尊ぶ心が、今の社会に最も必要ですよね。

命を尊ぶ心が、平和につながります。

      合掌    栄久山 妙善寺

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

感謝の心に神が宿る

2021年08月20日 | おしょうのつぶやき
私は毎朝 周りに見える山々 家やお寺の土地 太陽に手を合わせます。

そして 「今日も1日 宜しくお願いします。」と 声を出して 挨拶します。

山々の 神様に挨拶

土地の 神様に挨拶

太陽の 神様に挨拶

いつも 私達の暮らし 生活を守ってくれている 神様に心から 感謝です。

都会のマンションでも マンションの土地の神様がいます。

田舎の 山や川 自然の中など どこに住んでも そこには神様がいます。

神様の土地に 住まわせてもらっています。

自分の住んでいる 土地の神様に 感謝をする事です。

周りの 神様にも感謝する事です。

日々心から 感謝する心が 大切です。

感謝の心に 神様は宿り 守って下さります。

    合掌    栄久山 妙善寺


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする