妙善寺御祈祷の由来(八幡堂前の石碑)
千葉県中山の大荒行堂で、一百日間修行したお坊さんが、木の板に数珠を乗せカチカチと音を鳴らして、御祈祷する木剣(ぼっけん)と言う尊い法具がある。 御祈祷時に必ず使うこの木剣、実は妙善寺と深いかかわりがあります。
妙善寺の第二代目のご住職 積善房日閑上人は大変徳のある立派なお坊さんでした。日閑上人は身延七面山に登って、一百日間とても苦しい修行をいたしました。 ある夜七面大明神という神様より、とても有難い不思議な一枝を頂きました。 この不思議な一枝、ひとたび念じ祈祷すれば人々の病気や苦しみがたちまち平癒したという。
この不思議な一枝こそ、世に言う有名な楊枝木剣(ようじばっけん)である。 まさに現在の木剣の発祥とも言えよう。
霊験最もあらたかな、楊枝木剣加持之霊場として仰がれています。
現在の木剣