栄久山妙善寺おしょうのつぶやきブログ

山梨県富士川町の栄久山妙善寺は身延山久遠寺を総本山とし永代供養・水子供養・祈祷・相談占い等を行う寺院の住職です。

災い転じて福となる

2014年05月29日 | おしょうのつぶやき

昔々の あるお正月でのお話です。

豊臣秀吉が 新年の祝いのお膳に手を伸ばした時 なんと お箸が片方しかありませんでした。

秀吉は 「新年早々 縁起が悪い!!」と 怒りだしました。

すると 家来が 「いやぁ~ これは縁起が良い 新年早々 お箸が片方しか無いとは 片っぱし(片はし)から天下を おとりになりますぞ。」 と 言いました。

それを 聞いた秀吉は 「なるほど 縁起の良い考え方だ。」 と 喜んだそうです。

私達の人生も 嫌だなぁ~と思う事や 縁起が悪いなぁ~ などと思ってしまう事があります。

そんな時にこそ 〝あぁ~これは 気をつけなさいよと 神様が 教えてくれているのかもしれない。 これぐらいで すんで良かった。 ご先祖様が守ってくれたのかもしれない。〟と 感謝の気持ちを持って 良い方へ考えなければいけません。

何があっても どんな時でも 常に前向きに 良い方へ良い方へ 考えている人には 必ず神様・仏様は 手を差し伸べて 吉運を授けてくれます。

心掛け次第で 凶も吉に変えられるものです。

〝災い転じて 福となす〟

不思議な事ですが これは本当ですよ!!

        合掌    栄久山 妙善寺

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心ここにあらず

2014年05月26日 | おしょうのつぶやき

心ここに有らず〟と言う 言葉があります。

心が他の事にとらわれて 集中出来ない と言う意味です。

まぁ~あまり 良い表現で使われない 言葉ですが 仏教では 逆に良い意味になります。

私達は 人と話をする時に ついその人の見かけや 想像 思いこみで話を聞いたり 意見を言ってしまう癖が 有りませんか?

そっれって 自分の心の中からの 一方的な自我の思いなのでは ないでしょうか。

それで本当に 相手の気持ちが わかるのでしょうか?

人と話をする時は まず自分の心を無にして 相手の心の中に自分の 心を入れてその人の 気持ちになって話を聞いたり 思いを考えなければ 分からないのではないでしょうか。

お釈迦様は 自分の俄(自分勝手な心)があっては 相手の心を 見失ってしまうと 教えてくれています。

心はいつも 相手の気持ちになって 会話をして下さい。

自然と 思いやりの心 優しさが生まれるものです。

心 ここに有らずの 心 大切に。

      合掌   栄久山 妙善寺

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人生の師

2014年05月23日 | おしょうのつぶやき

昔 むかし お釈迦さまが悟りを開くために 毎日々とても苦しい修行をしていました。

一生懸命に 修行をしている お釈迦さまに ダイバダッタ(提婆達多)という悪人が 意地悪をしたり 修行の邪魔をしたりしました。

しかしお釈迦様は ダイバの意地悪を乗り越えて ついに尊い悟りを開きました。

「あの意地悪い嫌がらせを よく乗り越えましたね。」と言う人々の言葉に 

お釈迦様は 「いやいや ダイバのあの意地悪があったからこそ 私は悟れたのです。 ダイバダッタも私の先生(師)そして すべての人々が 私の先生(師)である。」 とおっしゃいました。

あなたの周りの イヤな人や 意地悪な人たち もしかしたら あなたの人生の 先生(師)かも知れませんよ。

     合掌   栄久山 妙善寺

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水戸黄門

2014年05月21日 | おしょうのつぶやき

 人生楽ありゃ 苦もあるさ

 涙の後には 虹も出る

 歩いてゆくんだ 

 しっかりと

 自分の道を ふみしめて

 

 人生勇気が 必要だ

 くじけりゃ誰かが先に行く

 あとから来たのに 

 追い越され

 泣くのがいやなら さあ歩け

 

 人生涙と笑顔あり

 そんなに悪くはないもんだ

 なんにもしないで生きるより

 何かを求めて生きようよ

  水戸黄門より 【ああ人生に涙あり】

  合掌   栄久山 妙善寺

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風林火山 武田信玄

2014年05月19日 | おしょうのつぶやき

甲斐の武将 武田信玄の名言 風林火山。

動かざること 山の如し。

それは一度決めた事は 少々の出来事があっても 動じないという意味です。

仏教の教えの中にも 風によって 岩が動かないように賢者は 非難と称賛に 動じないという教えがあります。

それは 愚かな人は 人から非難されると 怒ったり 落ち込んだりする。

また 褒められると すぐ浮かれてしまい 自分を見失ってしまうという事です。

私達は人から褒められると ついつい気分が良くなって相手の本質を じっくりと みることができなくなってしまいます。

また人から 非難や注意を受けると その事を引きずって くよくよ悩み 考えてしまいます。

しかし 悩み 考えていても 時が止まってしまい 何の解決にもなりません。

悩まず 正しい行動をするには 自分自身の信念が大切です。

間違ってしまった時は 反省して また出直せばよい。

決して ぶれない信念を大切に。

動かざること 山の如し。

      合掌    栄久山 妙善寺

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