大切な心
昔々 ある村に一匹の牛がいました。
牛は 毎日 朝から晩まで荷車をひいて 働いていました。
「あ~あ 何でいつも こんなに重い荷車をひかなければならないんでろう。」 と悩んでいました。
そして ついに牛は 「よ~し こんな荷車こわしてしまえ そうすればもっと 楽になる。」 と思い
思い切って 荷車をこわしてしまいました。
「あ~ これで凄く 楽になった。」 と大喜びしていました。
それを見ていた 主人は
「なんて 元気な牛だ。 こんなに重い荷車を 簡単にこわしてしまって それならもっと重い荷車を用意しよう。」 と
今までより もっともっと重い荷車を牛にひかせました。
このお話は お釈迦様の たとえ話です。
人生にも 悲しい時 苦しい時がありますが
心にしっかりと 受け止めて乗り越えて いかなけらばいけませんね。
その時に ごまかして過ごしてたり 楽な方を探して 逃げてしまっても 必ず後で もっと苦しい事が 起きてしまう・・・
悲しい時 苦しい時こそ ごまかさず 素直な心で進んでいきましょう。
たとえ 小さな一歩でも 苦しい時の一歩は 大きな大きな 幸せへの 一歩に繋がります。
素直な心 大切に・・・
合掌 栄久山 妙善寺