栄久山妙善寺おしょうのつぶやきブログ

山梨県富士川町の栄久山妙善寺は身延山久遠寺を総本山とし永代供養・水子供養・祈祷・相談占い等を行う寺院の住職です。

フェイスブック  ツイッター

2018年07月26日 | おしょうの思い出
1年生になったら 1年生になったら 友達100人出来るかな

昔コマーシャルで 流れていた歌です。

100人の友達は 中々難しいものですが 現代では100人以上の 友達が居るとか

驚きです。

もちろんそれは フェイスブック等の 電子上での繋がりの 友達の事です。

実際に 会った事が有るわけでも無く 会って会話をしたわけでも無い 友達を含めての数です。

自分自身の 日ごろの出来ごとの報告や 情報交換としての 繋がりで有れば楽しい関係で有るのですが

目に見えない関係だけに 危険と隣り合わせな事も現実です。

パソコンや 携帯電話の復旧と共に 幅広く出会いが広まるように成りましたが

本来の友達とは 顔を見て笑ったり 共に泣いたり 実際に会って 心が通じ合う事から 生まれるものではないでしょうか。

私が小学生の時 かぶと虫の捕り方や 釣りを教えてくれた先生が よく言っていました。

友達は数なんかじゃねえ お前と笑って 泣ける事が出来る奴が 1人でもいればそれで良い。

先生が亡くなられて 三十数年が経ちました。

電子が進み 気軽に情報交換が出来る この時代はとても 便利な時代に成りましたが

やり取りしている 電子の先には 人の感情が有る事を 忘れてはいけないのでは 無いでしょうか。

人は皆 目に見えない先には 思うやりの心を 忘れてしまうものです。

目に見えても 目に見えなくても 変わらぬ思いやりの心が大切です。

電子の繋がりであっても 電子の繋がりで無くても やっぱり人は思いやりの心が大切です。

私は 先生の教えを 大切にして 未来を繋いで行きたいと思います。

先生 ありがとうございます。

    合掌     栄久山 妙善寺

 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

香住漁港 紅ズワイガニ

2016年09月06日 | おしょうの思い出

兵庫県香住漁港 紅ズワイガニ初競りの ニュースを見ました。

私の 師匠の故郷は 兵庫県香住の隣町 餘部です。

師匠が 住職の頃は 毎年カニを 送って来てくれていましたので ニュースを見た時は とても懐かしく思いました。

香住のカニは 身が甘くてとても美味しい カニでした。

箱の中いっぱいの 故郷のカニが届くと 師匠は嬉しそうに笑っていました。

10歳で故郷を離れ お寺の修行仏道に入った師匠は 本当に苦労して僧侶になった事でしょう。

師匠から 苦労話は聞いた事は有りませんが 遠い故郷のカニを嬉しそうに 見つめる90歳の目は 人生の重みを感じるものでした。

師匠が亡くなって 25年経ちますが ニュースのお陰で 久々に当時の気持ちも一緒に 思い出しました。

師匠は 今年も天国で 皆と一緒に美味しいカニを 食べているのかな(笑)

       合掌   栄久山 妙善寺

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ご縁

2016年06月15日 | おしょうの思い出

日本人は昔から ご縁と言う言葉を 非常に大事にします。

神社やお寺の賽銭箱に ご縁が有りますようにと 五円玉を入れる風習も有ります。

人は 人とのご縁によって 人生が成り立っていると言っても 決して過言では有りません。

普段の生活の中で ご縁を意識して感じる事は あまり無いかもしれませんが

良きにしろ 悪きにろ 何かが起こったり 何かの結果を強く望んだりした時には

何かの縁を 強く感じるものです。

人は 様々な縁によって 結ばれています。

友達の縁 上司の縁 家族の縁 神様の縁 ご先祖様の縁など

縁が縁を結び その縁がまた新たな縁を呼びます。

ご縁の有り難さに 感謝できる人は 必ず幸福になれます。

心静かに 見渡して見て下さい。

ご縁を大切に。

               合掌      栄久山 妙善寺


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春 梅と鶯

2016年04月06日 | おしょうの思い出
ここの所 毎朝、鶯の鳴き声が聞こえます。

「ホーホケキョ ホーホケキョ」 とても綺麗な鳴き声です。

本当に 春を感じさせられます。

鶯の鳴き声を聞くと 亡くなった師匠を 思い出します。

師匠は 野鳥がとても好きで 中でも鶯が大好きでした。

そして とても面白い話を してくれました。

日本画に描かれる 梅と鶯 とても有名な絵ですよね。

「あれは 鶯じゃないんだよ。」

えええっ!!

では・・・あの鳥はいったい

「目白だよ。」

なんと昔の絵描きさんが 梅の木に来る綺麗な目白を 鶯だと思って描いたそうです。

目白は 梅の花の蜜が好きで 花の蜜を吸いに来ます。

鶯は とても警戒心が強い鳥で 人前に姿はみせないそうです。

そして 驚きがもう1つ

鶯の体の色は 薄茶色なのです。

鶯色は 綺麗な緑色ですよね。

もう お分かりですよね 綺麗な緑鶯色は 目白の色なのです。

鶯が綺麗な 鳴き声なので 姿かたちも綺麗な色の鳥だと 思い込んでしまったのです。

思い込みや 先入観は 怖いですね。

これこそが 知らぬが仏 でしょうか(笑)

春になると思い出す 

遠い遠い 思い出話でした。

             合掌     栄久山 妙善寺


















  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いい夫婦の日

2014年11月22日 | おしょうの思い出
今日11月22日は 良い夫婦の日です。

あなたは夫や妻 そして家族に 〝ありがとう〟 と言っていますか?

考えてみると 意外と言葉にしていないもので・・・

大切な家族や ご先祖様 親しい友人にこそ 感謝の心をこめて 〝ありがとう〟 と口に出さないと いけない言葉ですよね

今日は 良い夫婦の日 〝ありがとう〟を言葉で伝えて下さい。

    合掌   栄久山 妙善寺

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする