昔々ある村に お釈迦様の事が 大嫌いな男がいました。
村人達は お釈迦様が 大好きなので 男は焼きもちを妬いていました。
男は 村人達の前で お釈迦様に 恥をかかせてやろうと思い
嘘の噂話を流したり お釈迦様の悪口を言って周りました。
数日後 村に来たお釈迦様に 村人達の前で 散々悪口を言い始めました。
しかし お釈迦様は男の話を 黙って聞いているだけです。
男はとても怒って 「人の話を聞いているのか。」っと言うと
お釈迦様は 男にこう 尋ねました。
「あなたが 友達に買ってきたお土産を もし友達が いらないっと言って 受け取らなかったら お土産はどうする。」
「受け取らなければ 持って帰るに決まってるじゃないか。」
「悪口も 同じことなのだよ。 私が受け取らなければ あなたが 全部持って帰る事になるのだよ。」
男は 自分の愚かさに気が付いて その場に泣き崩れました。
このお釈迦様のお話のように 私達も気を付けなけいけない事が 沢山あるります。
噂話を鵜呑みにしたり 悪口を言ったり 人の心を傷つける言動や 行動はしてはいけない事です。
良い行いも 悪い行いも 必ず自分に返って来ます。
この事 よくよく忘れべからず。
合掌 栄久山 妙善寺