七福神の中の一人 布袋さん。
ふくよかで大きなおなかに、ニコニコ笑顔。
昔から、人々に大変親しまれてきた、福の神様です。
布袋さんは、なんと中国の宋(そう)の時代に、実在したお坊さんです。
優れた予知能力を持っていて、特に占いは、必ず当たると評判で、人々に福を与えるお坊さんと大変人気者でした。
布袋さんは、とにかく皆を喜ばせる事が大好きで、争いごとをすごく嫌いました。
ある日、人気者の布袋さんをうらやみ、争いをけしかけてくる者が現れました。
しかし、布袋さんは、ニコニコと手を合わせ、争うどころか、相手の幸せを祈るばかりで、決して怒ず 「どの様な理由があろうとも、争いは誰も幸せになりません。」と言って、手を合わせ、その場を去ったそうです。
現代でも、福の神として人気の布袋さん。
私達も布袋さんのように、いつもニコニコ笑顔で、相手を思いやる心を大切にしなければいけませんよね。
笑う門には 福来たる
合掌 栄久山 妙善寺
昔 むかし お釈迦さまが悟りを開くために 毎日々とても苦しい修行をしていました。
一生懸命に 修行をしているお釈迦さまに ダイバダッタ(提婆達多)という悪人が 意地悪をしたり 修行の邪魔をしたりしました。
しかしお釈迦様は ダイバの意地悪を乗り越えて ついに尊い悟りを開きました。
「あの意地悪い嫌がらせを よく乗り越えましたね。」 と言う人々の言葉に
お釈迦様は 「いやいや ダイバのあの意地悪があったからこそ 私は悟れたのです。 ダイバダッタも私の先生(師)そして すべての人々が 私の先生(師)である。」 とおっしゃいました。
あなたの周りの イヤな人や 意地悪な人たち もしかしたら あなたの人生の 先生(師)だったりして・・・?
合掌 栄久山 妙善寺