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未熟者武道記

空手徒然。
二つの戈を止める武を核とし、諸諸と調和して溶け込んで。(いけたらいいな)

絞める

2017-03-01 23:19:26 | 稽古
入門当初から不思議だったのですが、正道会館には手刀がありません。実戦的でないものは省いた、と何かで聞いた事がありますが結局のところ「組手に使わないもの」というだけの判断だったのでしょうね。

フルコン全般で手刀は不得手であります。糸東流を学んだ目から見るとよく分からん動きをみせておりますね。成る程それは実戦的でありますまい。少年部に至っては手刀という言葉さえ知らない子も割と居ます。

空手学んで手刀を知らぬでは申し訳ないので今週は一般部少年部共に少し手刀の手解きをしてみました。正道マニュアルではないのでこんな動きもあるよーという軽い感じですが。
体に染み付いた動きは大したもので、手刀そのものより伝統派お得意のパンッとなる音に子供たちは興味深々でした(笑)

手刀受け。
物を受けるだけに留まらず掴みにもなります。その点で正道との相性は良いと思うのですがちょっと勿体無い。手刀を喉に当てて崩し、親指側から手を反転させて喉輪へ。受け⇔攻め。個人的にこの形が古典の好きなところです。

一般部ではその流れで袖車、マタレオン等の締め技を幾つか練習しましたがその技を知る事でその技に持っていく為の動きも構築されるので色々な技を研究していくのが良いと思います。何でもありと軽々しくは言えませんが空手が打撃だけじゃないのは確かです。




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