身を美しくするのは

道場という性質上生徒を注意したり叱ったりする事があるのですが、当の本人より保護者がエキサイト・激昂する場合があります。子は只々困惑するばかり。

何も憎くて叱っている訳ではないのですが親の仇と言わんばかりに暴言を撒き散らすみっともないのが居たり、猫可愛がりが過ぎて正当化して庇いまくったり。

私には親のこれがどうも子の為を思って言ってるように聴こえないのです。自身の育児の行き詰まり、生活面での不安や不満を関係のないところにぶつけている風にしか映りません。叱るという行為が親のそういう劣等感を刺激してしまうのでしょうか。子を恫喝するように怒鳴りつけるタイプはこのパターンが多い気がします。言葉を持たず感情で抑えつけるから子がいつまで経っても覚えるべきを覚えないのではありませんか。親に怒鳴りつけられないその時間を堪能しているようにも見えなくもありませんが。

偶に少年部や我が子にも言うのですが、ちゃんとしてるから可愛がられるのです。我が子ならアホでも何でも可愛いに違いありませんが一歩外に出ると躾のなってない野生の猿みたいなのはクソガキでしかありません。親戚の子ですらダメなら色々言われるのですから当然っちゃ当然。わざわざ良い所を探してなんかくれませんからね。どうも長所の押し売りをしてくる親御さんはその辺を理解しておられない。

躾と謂う字は〜と使い古された言葉がありますが身を美しくするのは親。美しいものを見るから美しさを知るのです。そして本当の事を言われるのはキツいもの。しかし家で蓋して外でも蓋するようゴネるのならずっと室内飼いで宜しくお願い申し上げたいところです。





.