審査会を16日に控えて稽古も仕上げ段階となっております。そして申込が今日まででしたが、声を掛けていた一人の中学女子が今回の受験は見送りますとのこと。
受けます、と自信を持って言えるようになりたいという心掛けは若いのに大したものだと思いました。私はどちらかと言うとぶら下がった餌には飛びつくタイプなので。
しかし彼女には引っかかる事があって、それは後から入って来た人にどんどん先を越される恥ずかしさなんだそうです。体育系あるある、というかこれはもうどの世界に身を置いても起きること。今のヌルいを通り越して冷や水浴びせかけるような教育制度においてそこを早い段階で体験できるのは良いことなのではないかなと思います。
実力ある者や上手く立ち回る者が早く出世するのは世の常。置いて行かれそうなその焦りを糧に次回審査に臨んでもらえたら。プライド云々はありますが、時には捨てる事も出来るのがプライドだと私は考えております。恥ずかしさから気合いが出ないとか、一生懸命する姿がカッコ悪いとかいう一歩引いた姿は中途半端な自己愛であってプライドに非ず。
帯を上げることが武道の醍醐味では全くありませんが、自分はこれだけやったのだというプライドを持てる稽古が出来たら黒帯までの道筋は割と簡単に見えてくるのではないでしょうか。
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