未熟者武道記

空手徒然。
二つの戈を止める武を核とし、諸諸と調和して溶け込んで。(いけたらいいな)

なんでもあり

2017-11-04 20:27:15 | 雑感
ルールを追った学び方をしている空手従事者が「空手は本来何でもあり」なんて寝言を言うのを時折聞きますが、人と人が争いを前提に対峙した時なんでも有りはお互い様。

なんでも有りだからこそ我々はそれに対応できるモノを修めなければならない訳で。

何でも有りを掲げるのは大いに結構ですがそれでその後の始末はどうつけるのかも教えてくれるのでしょうか。軽々しく言えるもんじゃありませんね。ケンカに勝つカラテ!みたいなチープ極まりない書籍は恥ずかしいので刊行しないで頂きたい。

顔面有りの積りで組手をしなさい、なんてのも良く聞きますがそう喚起しないといけないのも何だかズレてますよね。価値観を不完全な処に置きすぎると空手ですらなくなってしまいます。

何処も道場生が減っている今、五輪種目となったのも相俟って(世間は五輪採用スタイルが正統と判ずる)2020年以降フルコン離れは更に加速するでしょう。フルコン界は組手とどう向き合うかを真剣に考えていかないと様々な分裂の末は空中分解になるのではないかなと危惧しております。



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