自由民主党 柏市議会議員・円谷のりひと 公式ブログ

千葉県柏市議会議員 円谷のりひとの議会・活動報告、政策提言など。記事には政治活動以外の内容(雑記)も含まれます。

子供の遊び場の確保=議会報告

2014年01月27日 14時12分56秒 | 子育て・教育政策
 柏市の強みのひとつは人口が増えている、いわゆる子育て世代の転入が多いことが挙げられます。しかし、人が増えればそれだけ居住スペースが増え、空き地などが減る=子供たちの遊び場が減るという状況を生んでいます。そこで、子供たちが自由に伸び伸び遊べる場所をいかにして確保するのか、12月議会の一般質問で取り上げました。

――柏市内も新興住宅地やマンション建設が増え、子供の遊び場が少なくってきているという声を聞くが、市の考えは。

こども部長 市内には街区公園や児童公園、児童センターなど子供が遊べる施設があるが、これらは公共の空間として、自転車の乗り入れ禁止やボール遊びの禁止など、一定の制約の中での利用になる。また、都市化が進み市内の空き地等もあまり残っていないことから、昔と比べて子供が外遊びなどで伸び伸びと自由に遊べる空間が減っているという側面は、確かにあると考えている。そのような状況の中で、木登りやロープ遊び、たき火を使った棒パンづくりなど、自由に伸び伸び遊べる機会を提供するプレーパーク事業がある。これは市民団体が主催し、松葉地区、新富地区、中原地区、沼南地区の4か所で公園などを使って行っており、市も広報等の周知活動の支援を行っている。

■関連リンク
千葉県冒険遊び場(プレーパーク)一覧
柏プレーパークの会 「あそぼうよ」 
ワクワクわんぱくプレーパーク

 また、身近にある遊びの空間としては、学校の校庭や幼稚園・保育園の園庭が考えられる。市内では公立保育園23園と私立認可保育園19園が園庭解放を行っており、未就学児を対象に子供たちに遊べる場を提供するとともに、父母の仲間づくりの場となっている。もちろん幼稚園でも園庭を開放している園がある。これらはもともと教育、保育施設として遊具なども整っており、比較的自宅からも近く、近所の遊び仲間も得やすい環境であり、遊びを通してルール意識、社会性も学べるものと考えている。今後も遊びの場として提供してもらえるよう、施設管理者に働きかけて参りたいと思う。

――園庭解放となると(安全のための)見回り、見守りが必要になるのではないか。

こども部長 公立保育園の例だと、だいたい平日2時間くらいを開放している。幼稚園ならば、われわれが把握している範囲では7園程度が土曜の午前中に開放しており、一応、園内に幼稚園の先生がいるという状況だ。しかしながら、基本的には保護者が責任を持って遊ばせるということでやっている。

――今後も園庭解放の拡大をはじめ、子供が伸び伸びと遊べる空間づくりに努力していただきたい。

プレーパーク事業は、都市部の子供たちにとって刺激的で意義深い遊びができるのではないかと思います。ただ、問題の根本は近所に遊ぶところがどれだけあるか。大規模な公園をつくるなどといった施策が難しいならば、やはり園庭解放等を進めていくことが現実的です。しかしながら、それを進めるためには、解放中の安全管理など、保護者の皆様のご理解も不可欠です。行政、保護者、施設管理者、それに地域の方々……皆が一丸にならないと解決しない課題だと肝に銘じ、取り組んでまいります。


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