気ままに

吉田雅夫のブログです。染色・版画・料理・パソコンなど、気ままに記録しています。

シルクスクリーン 網点変換(2)

2014年07月22日 | 製版

写真製版を試みる目的は、デジカメで撮った写真をパソコンで網点にしてプリントすることです。

シルクスクリーンの網点で、紙に顔料のサクイ糊でプリントするなら、かなり細かい表現も可能です。しかし、Tシャツの上に反応染料でプリントする場合は、泣きが大きいので細かい表現は無理です。

まず、解像度とサイズを決めます。
Mac のプレビューですが、幅と高さは、ピクセル表示で、解像度は、72 pix/inch になっていると思います。


プリントする時、縮小・拡大されないようにサイズを決めます。
スクリーンか A4 サイズなら、21.0cm x 29.7cm 内になるようにします。
網点にする場合、解像度はそんなに高くなくても良いと思います。


プリントする画像の解像度とサイズが決まれば、原稿写真の縦横のピクセル数(画素数)が決まってきます。前もって、原稿写真のピクセル数を調整するが、必要ピクセル数にトリミングしておきます。

暗い部分がつぶれてしまいますので、変換する前に、全体を明るくしたり、明るい部分の階調を増やす(ヒストグラムの山を移動させる)といったことをしておきます。Photoshop でなくても、Mac のプレビューでもできます。



最適値を掴むまで試行錯誤が必要です。

網点変換ソフトで、線数を決めますが、Mac の Pixelmator では、幅で決めます。


6px とは、12lpi になるのでしょうか? 幅の値を大きくすると、網点が大きくなっていきます。
角度はモワレがでない値を選びますが、粗い網点では起きる事はありませんので好みの角度にします。

1回で思い通りのものが上がってくることはないでしょう。失敗を重ねないと良いものは上がってこないと思います。