一日一生。そう考えたら、”永い一日”。いろいろ楽しいことがあると良いね!
奈良県葛城市の當麻寺。
奥院の受付で拝観料を払います。
宝物殿とセットで500円。
お目当てはこちらの宝物殿。
そよそよと風吹いてきて、
同時に涼やかな音色。
風鈴です。
上り坂で滲んだ汗も、
少し冷えた感じです。
いざ、奥院へ。
山を背負って、静かな佇まいです。
奈良県葛城市の當麻寺。
奥院に行きました。
先ほどの境内は、中之坊。
當麻寺は、二つの宗派が同居してて、
中之坊が真言宗、奥院は浄土宗です。
中之坊の本尊は當麻曼荼羅。
奥院の本尊は法然上人像。
平安時代はじめに、弘法大師空海の教え
を受け真言宗の寺となります。
その後、平安時代末期に平氏の南都焼討
により打撃を受けます。
そして、鎌倉時代以後、浄土宗の本山
知恩院の奥ノ院として當麻寺奥院が建立
されます。この時から、真言宗と浄土宗
が同居することになったそうです。
奥院の入り口にあるお地蔵さま。
厳しい修行せずとも、救ってくれそうです。
奈良県葛城市の當麻寺。
おみくじが変わっています。
普通の紙札ではないようです。
よく見ると、小さな傘でした。
結構、精巧に作ってあります。
天気で吉凶を表しています。
「快晴」は大吉の意味のようです。
こんなおみくじなら、結わえずに
持って帰りたくなりますね。
奈良県葛城市の當麻寺。
境内のあちこちに蓮の鉢。
蓮の花は、夏の朝に開きます。
中将姫が曼荼羅を織ったのが蓮の糸。
だから當麻寺には蓮が多くあるのですね。
中将姫の物語。
貴族の娘が、継母に嫌われて、殺されかける。
難を逃れたものの、出家して、極楽往生を願う。
その時に、この曼荼羅を織り上げたという。
そして、阿弥陀仏と二十五菩薩に導かれ、
西方極楽浄土へ旅立ったというお話。
白雪姫にも少し似た物語。
能や歌舞伎などの演題にもなったそうです。
奈良県葛城市の當麻寺。
境内を進むと、左手に金堂。
右手に講堂。
どちらも鎌倉時代再建の重要文化財。
正面には本堂。
こちらは、平安末期建築の国宝。
曼荼羅堂とも言われ、本尊は曼荼羅。
貴族の娘であった中将姫が、
蓮の茎の糸で織りあげたという説話です。
この曼荼羅を空海が参籠したことにより、
當麻寺は真言宗のお寺になったそうです。