ザ・ビートルズの3rdアルバム『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ! A Hard Day's Night』(1964)について。
ついにカヴァーは封印し、オリジナルのみで13曲。すべてがレノン=マッカートニー作品で占められた唯一のオリジナルアルバムである。1963年末のシングル「抱きしめたい」が念願の全米No.1を獲り、誰がどう見ても手のつけられない勢いだった4人組が主演をつとめたアイドル音楽映画のサントラ盤だ。キャリアで最も悩みのない輝きをもったアルバムか。
正直、つまらない曲がそんなにないから、語りづらいんだよ。ツッコミどころが見当たらない。13曲中10曲がジョン主導の作品なので、ジョンのアルバムになりそうなところだが、ポールの3曲「And I Love Her」「Can't Buy Me Love」「Things We Said Today」が十分すぎる存在感を示しているのでそんなに偏った印象はない。ちなみにジョージの作品はなくて、リードヴォーカルは「I'm Happy Just To Dance With You」のみ。リンゴのリードヴォーカルの曲はない。
ファースト、セカンドの流れに合わせるのなら、ジョンのシャウト系ナンバー「You Can't Do That」で終わるところだろう。しかし、サードアルバムは違った。今までになかった内省的サウンド、もう初期衝動だけではやってられなくなった3枚目らしいラスト・ナンバー「I'll Be Back」が用意されているのだ。天才ロックンローラー、ジョン・レノンがネクスト・ステップを見据えたこの入魂の一曲は、すでにアイドルバンドの若々しさとははるかに遠い「中期」の味わい。
そう、「アイル・ビー・バック」といえば、ターミネーター。そんな苦しい言い訳しつつ、ガンズ・アンド・ローゼズの8㎝。
①ユー・クッド・ビー・マイン YOU COULD BE MINE
(Guns N' Roses)
映画「ターミネーター2」の主題歌としてリリースされ、大ヒットした。これまた大ヒットアルバム『Use Your Illusion II』(1991)からの先行シングルである。アクセル・ローズのメタリックでグラマラスな声が存分に活かされた、ギンギラギンのロックナンバー。バンドとしても最も勢いがあった時期の、最も脂がのったシングルと言えるかも。正直言うと、当時はさっぱり理解できなかったのだけど、この80年代ぽいキラキラ感が今なら楽しめる。PVではターミネーター(シュワ)がメンバーと共演。
②シヴィル・ウォー CIVIL WAR
(Guns N' Roses)
初出はオムニバスアルバム『Nobody's Child: Romanian Angel Appeal』(1990)。のちに①と同じく『Use Your Illusion II』の、オープニング・ナンバーとして収められた7分44秒の重く、ドラマチックな大作。1993年にはこちらをタイトルトラックとしたシングルがリリースされている。
定価930円、中古で100円。
ジャケはもちろん「ターミネーター2」主演のアーノルド・シュワルツェネッガー。
関連ガンズ
NOVEMBER RAIN/SWEET CHILD O' MINE
ついにカヴァーは封印し、オリジナルのみで13曲。すべてがレノン=マッカートニー作品で占められた唯一のオリジナルアルバムである。1963年末のシングル「抱きしめたい」が念願の全米No.1を獲り、誰がどう見ても手のつけられない勢いだった4人組が主演をつとめたアイドル音楽映画のサントラ盤だ。キャリアで最も悩みのない輝きをもったアルバムか。
正直、つまらない曲がそんなにないから、語りづらいんだよ。ツッコミどころが見当たらない。13曲中10曲がジョン主導の作品なので、ジョンのアルバムになりそうなところだが、ポールの3曲「And I Love Her」「Can't Buy Me Love」「Things We Said Today」が十分すぎる存在感を示しているのでそんなに偏った印象はない。ちなみにジョージの作品はなくて、リードヴォーカルは「I'm Happy Just To Dance With You」のみ。リンゴのリードヴォーカルの曲はない。
ファースト、セカンドの流れに合わせるのなら、ジョンのシャウト系ナンバー「You Can't Do That」で終わるところだろう。しかし、サードアルバムは違った。今までになかった内省的サウンド、もう初期衝動だけではやってられなくなった3枚目らしいラスト・ナンバー「I'll Be Back」が用意されているのだ。天才ロックンローラー、ジョン・レノンがネクスト・ステップを見据えたこの入魂の一曲は、すでにアイドルバンドの若々しさとははるかに遠い「中期」の味わい。
そう、「アイル・ビー・バック」といえば、ターミネーター。そんな苦しい言い訳しつつ、ガンズ・アンド・ローゼズの8㎝。
①ユー・クッド・ビー・マイン YOU COULD BE MINE
(Guns N' Roses)
映画「ターミネーター2」の主題歌としてリリースされ、大ヒットした。これまた大ヒットアルバム『Use Your Illusion II』(1991)からの先行シングルである。アクセル・ローズのメタリックでグラマラスな声が存分に活かされた、ギンギラギンのロックナンバー。バンドとしても最も勢いがあった時期の、最も脂がのったシングルと言えるかも。正直言うと、当時はさっぱり理解できなかったのだけど、この80年代ぽいキラキラ感が今なら楽しめる。PVではターミネーター(シュワ)がメンバーと共演。
②シヴィル・ウォー CIVIL WAR
(Guns N' Roses)
初出はオムニバスアルバム『Nobody's Child: Romanian Angel Appeal』(1990)。のちに①と同じく『Use Your Illusion II』の、オープニング・ナンバーとして収められた7分44秒の重く、ドラマチックな大作。1993年にはこちらをタイトルトラックとしたシングルがリリースされている。
定価930円、中古で100円。
ジャケはもちろん「ターミネーター2」主演のアーノルド・シュワルツェネッガー。
関連ガンズ
NOVEMBER RAIN/SWEET CHILD O' MINE
プリンス・マイケル・ハマーなどでした。
いつも画面の下に小さく本物を写してました。
本作も「タカミネーター2」としてパロディにしてラストでPVのパロディをしました。本物のシュワちゃんの登場シーンは石橋がしてまぢた。
今さらですが、なんで2枚組じゃなくバラ?
YOU COULD BE MINE!
全然良くなかったんですけど、ちょうどセカンドアルバムを買ったので、無理やり名盤だと言い聞かせていました(笑)
でも、今考えると2枚も同時に出すなんて、拷問ですわ