「悲しき雨音」 カスケーズ 1962年

米国西海岸のヴォーカルグループ、カスケーズTHE CASCADESの最大のヒット曲にして、レイン・ソングの定番中の定番。CMタイアップで、1988年に8㎝化。

①悲しき雨音　RHYTHM OF THE RAIN 1962　YKKカーポート“簡易車庫”CMイメージソング
(John Claude Gummoe)
雷雨のSEから一転、ソフトでノスタルジックなサウンドが流れ出す。説明不要のオールディーズ・コンピレーションの超常連。この曲がリリースされたのは1962年11月。前の月に英国ではビートルズが「ラヴ・ミー・ドゥー」でデビューしている。この曲のような口当たりのいい、悪く言えば軟弱なサウンドがチャートの主流だったのなら、ビートルズは今日想像する以上に野蛮でショッキングな騒音と捉えられていたんだろう。

②悲しき北風　THE LAST LEAF 1963
(Chandler-McKendry)
カップリングは、①の翌年のシングル曲。イントロとアウトロにとってつけたような「北風」SE入り。邦題もそうだけど、①のビッグヒットをもう一度、と悲しき願いが感じられる楽曲。残念ながら悲しきチャートアクションしか得られなかった。それでも彼らの中では2番目に売れた悲しき小ヒット曲なのかな？

定価1000円、中古で50円。
えっと、メンバーは４人みたい。バンド名の定冠詞を省いちゃいけないのでは。
2曲合わせても5分足らず。内容と長さが比例するわけではないけど、これで1000円は割高に感じる。