「クリスマス・イブ」フラッシュ

毎度。

今年もかい。

今年もですよ。

素晴らしいオリジナルと、そうでもないカヴァー4枚。

「クリスマス・イブ」山下達郎 1983年　これはドイツプレス盤
「CHRISTMAS EVE」NICK De CARO 1990年 ニックによるオリジナル英語歌詞版
「クリスマス・イヴ」コモドアーズ 1992年
「クリスマス・イブ」オール・フォー・ワン 1995年
「クリスマス・イブ」ジングル・キャッツ 1996年　猫と犬


今回新たに紹介するのは、3枚目と4枚目。


では、コモドアーズ盤。

①クリスマス・イヴ
作詞・作曲：山下達郎、英語詞：Alan O'Day
達郎自身も歌っているAlan O'Dayによる英語詞でカヴァー。The Commodoresはかつてライオネル・リッチーが在籍したことで知られる70年代に活躍したソウル／ファンクバンド。80年代に次々とオリジナルメンバーが脱退し、この時点でのメンバーはWalter Orange、William King、J.D. Nicholasの3人。音楽的には絵にかいたような形骸化が完成し、見る影もないスカスカっぷりが痛々しい。この達郎カヴァーは、クリスマスアルバムの日本向けプロモーション（日本盤のみのボーナストラックとしてアルバムに収録）の色合いが濃い。想像どおりの仕上がりで、褒めポイントが見当たらない。

②カラオケ

定価900円、中古で315円。
特別な事情がない限り、購入は薦めない。ま、見かけることもあまりないだろうけど。


さらに3年後のコーラス・グループによるカヴァー。

①クリスマス・イブ
こちらもAlan O'Dayによる英語詞で。グループ名の英語表記は「All-4-One」。そう、4人組らしい。ヒップホップ世代のR&Bっていうんですか。ア・カペラが得意みたい。そんなところ。

定価500円、中古で100円。


５枚並べてみて気づいたのは、「クリスマス・イブ」は1983年の曲だけど、90年代ヒットなんだという事実。JR東海のCMに使用されブレイクしたのは1988年だから、「8㎝ヒット」とも言えるかも。いや、8㎝が消えてからも売れつづけているので、そうとも言えないか。