「プラスティック・ラブ」はアルバム『VARIETY』(1984)収録曲。翌1985年に12インチシングルとしてリミックス・ヴァージョンがリリースされた。山下達郎によるカヴァーがライブ盤『JOY』(1989)に収録されている。まりやさんの(数少ない)ライブでも定番曲みたい。
まず、8㎝。
①夢の続き('89 Remix)
作詞・作曲:竹内まりや、編曲:山下達郎
結婚後2枚目のアルバム『REQUEST』(1987)のリードシングル「夢の続き」は、もちろん7インチアナログで、B面は「元気を出して」だった。2年後に8㎝CDとして再発された際、「夢の続き」はリミックス・ヴァージョンで収録。1992年のリマスター版『REQUEST』には、こちらのリミックスヴァージョンが収録されているらしい。②と共通するダンスビートの作品だけど、②の退廃とは対照的な、まりやさん本来のポジティヴさが表現された傑作。
②プラスティック・ラブ(Extended club mix)
作詞・作曲:竹内まりや、編曲:山下達郎
なぜかカップリングには「プラスティック・ラブ(Extended club mix)」が収録された。オリジナル7インチのB面だった「元気を出して」は1988年に8㎝シングルとして先にリリースされていたのが理由だろう。この12インチヴァージョンは、都市色さんが書かれているとおり「いわゆる80年代的な冗長なエクステンドミックス」。無駄に長い前奏、歌はわりと普通にそのまんまだけど、続くサンプリング乱れうちパートが相当いけない雰囲気。コーダの英語部分をスクラッチ風に入れてるのもどうかと思うが、さらに「もう一度」の冒頭「♪夜ごと~」を、これまたアブストラクトな突っこみ具合で重ねていくのにはやや困惑。達郎プロデュース作がすべてエヴァーグリーンってわけではないのね、とどこかほっとさせるリミックスなのだ。そんなわけで、いくつかのレアトラック集の選にも漏れている、竹内まりや真のレアトラック。
定価937円、中古で100円。
「もう一度」と同様に、8㎝のジャケは7インチと同じフォトセッションの別テイク。
右上、まりやさんの2001年のマキシ・シングルにも「プラスティック・ラブ」が。
①真夜中のナイチンゲール TBS系ドラマ日曜劇場「白い影」主題歌
作詞・作曲:竹内まりや、編曲:山下達郎
②プラスティック・ラブ(from「Souvenir~Mariya Takeuchi Live」)
作詞・作曲:竹内まりや、編曲:山下達郎
ライブアルバム『souvenir』(2000)収録。間奏がサックスソロ(オリジナルはギター)になっててアダルト度アップ。達郎が唸りまくるエンディングが聴きもの。たとえ相手が愛妻だろうと、主役を喰ってやる!って勢いなのだ。そんな達郎のプロ根性を垣間見るフェイクを楽しもう。
③①のカラオケ
④プラスティック・ラブ(Original Karaoke)
これは結構貴重な、ここでしか聴けないカラオケ。②はライブなのに、ここにスタジオ盤のカラオケを持ってきたのはやっぱりカラオケ需要があったから?大貫妙子のコーラスがはっきり聴こえるのがポイント。プラスティック・ラブ好きは要チェック!
さらにカヴァー2題。
左下、大西結花のアルバム『ONE WAY CALL』(1991)
3曲目が「プラスティック・ラヴ」(編曲:西脇辰弥)。アレンジはほぼ原曲をなぞっただけで、ひねりなし。大西さんのアイドルらしく上ずった歌唱が、悪女になりきれない主人公を演じているようで、まりやさんとはまた違った味わいがある。
他の注目曲としてはゲンズブール作品の日本語カヴァー「アブナイ彼」。フランス・ギャルの「Attends ou va-t'en」(1965)がオリジナル。日本語詞は「ビビアンリ」。そう、微美杏里こと藤真利子自身がアルバム『ガラスの植物園』(1984)で発表した日本語版のカヴァーなのだ。この曲、知世は原語でカヴァーした。
この2曲とも、今最も入手しやすい『大西結花 ゴールデン☆ベスト』(2004)で聴ける。
右下、星村麻衣のマキシシングル「素直になれない」(2005)
カップリングが「プラスティック・ラブ」(編曲:YANAGIMAN)。リズムはレゲエ。いわゆるラヴァーズロック・ヴァージョンね。サラっとしすぎの印象もあるけど、悪くない。
では、よいお年を~
まず、8㎝。
①夢の続き('89 Remix)
作詞・作曲:竹内まりや、編曲:山下達郎
結婚後2枚目のアルバム『REQUEST』(1987)のリードシングル「夢の続き」は、もちろん7インチアナログで、B面は「元気を出して」だった。2年後に8㎝CDとして再発された際、「夢の続き」はリミックス・ヴァージョンで収録。1992年のリマスター版『REQUEST』には、こちらのリミックスヴァージョンが収録されているらしい。②と共通するダンスビートの作品だけど、②の退廃とは対照的な、まりやさん本来のポジティヴさが表現された傑作。
②プラスティック・ラブ(Extended club mix)
作詞・作曲:竹内まりや、編曲:山下達郎
なぜかカップリングには「プラスティック・ラブ(Extended club mix)」が収録された。オリジナル7インチのB面だった「元気を出して」は1988年に8㎝シングルとして先にリリースされていたのが理由だろう。この12インチヴァージョンは、都市色さんが書かれているとおり「いわゆる80年代的な冗長なエクステンドミックス」。無駄に長い前奏、歌はわりと普通にそのまんまだけど、続くサンプリング乱れうちパートが相当いけない雰囲気。コーダの英語部分をスクラッチ風に入れてるのもどうかと思うが、さらに「もう一度」の冒頭「♪夜ごと~」を、これまたアブストラクトな突っこみ具合で重ねていくのにはやや困惑。達郎プロデュース作がすべてエヴァーグリーンってわけではないのね、とどこかほっとさせるリミックスなのだ。そんなわけで、いくつかのレアトラック集の選にも漏れている、竹内まりや真のレアトラック。
定価937円、中古で100円。
「もう一度」と同様に、8㎝のジャケは7インチと同じフォトセッションの別テイク。
右上、まりやさんの2001年のマキシ・シングルにも「プラスティック・ラブ」が。
①真夜中のナイチンゲール TBS系ドラマ日曜劇場「白い影」主題歌
作詞・作曲:竹内まりや、編曲:山下達郎
②プラスティック・ラブ(from「Souvenir~Mariya Takeuchi Live」)
作詞・作曲:竹内まりや、編曲:山下達郎
ライブアルバム『souvenir』(2000)収録。間奏がサックスソロ(オリジナルはギター)になっててアダルト度アップ。達郎が唸りまくるエンディングが聴きもの。たとえ相手が愛妻だろうと、主役を喰ってやる!って勢いなのだ。そんな達郎のプロ根性を垣間見るフェイクを楽しもう。
③①のカラオケ
④プラスティック・ラブ(Original Karaoke)
これは結構貴重な、ここでしか聴けないカラオケ。②はライブなのに、ここにスタジオ盤のカラオケを持ってきたのはやっぱりカラオケ需要があったから?大貫妙子のコーラスがはっきり聴こえるのがポイント。プラスティック・ラブ好きは要チェック!
さらにカヴァー2題。
左下、大西結花のアルバム『ONE WAY CALL』(1991)
3曲目が「プラスティック・ラヴ」(編曲:西脇辰弥)。アレンジはほぼ原曲をなぞっただけで、ひねりなし。大西さんのアイドルらしく上ずった歌唱が、悪女になりきれない主人公を演じているようで、まりやさんとはまた違った味わいがある。
他の注目曲としてはゲンズブール作品の日本語カヴァー「アブナイ彼」。フランス・ギャルの「Attends ou va-t'en」(1965)がオリジナル。日本語詞は「ビビアンリ」。そう、微美杏里こと藤真利子自身がアルバム『ガラスの植物園』(1984)で発表した日本語版のカヴァーなのだ。この曲、知世は原語でカヴァーした。
この2曲とも、今最も入手しやすい『大西結花 ゴールデン☆ベスト』(2004)で聴ける。
右下、星村麻衣のマキシシングル「素直になれない」(2005)
カップリングが「プラスティック・ラブ」(編曲:YANAGIMAN)。リズムはレゲエ。いわゆるラヴァーズロック・ヴァージョンね。サラっとしすぎの印象もあるけど、悪くない。
では、よいお年を~
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