失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「渚にまつわるエトセトラ」 Puffy 1997年

2008-08-29 | 陽水民生&安玉
勢いに乗るパフィーの4thシングルは、「アジアの純真」以来の陽水+民生作品。

①渚にまつわるエトセトラ キリン“天然育ち”CMソング
作詞:井上陽水、作曲・編曲:奥田民生
ディスコ!ディスコサウンドに、ノリの悪さには定評のあるパフィーのおふたりの声。なんだか分からないけど、とにかく日本のビーチにもの凄くマッチする音楽だ、と思った。それは単に当時海岸で(いや日本中で)よく流れていて、刷り込まれただけかもしれないが。ま、コンビニにも似合うけどね。「弾けるリズム」を奏でるベースラインがウキウキ感を盛り上げる。そんでサビが「♪カニ 食べ 行こう~」だもんな。天才・陽水じゃなけりゃ、普通ボツだろ。パフィーちゃんの振り付けは、なぜか正拳突きだった。

②カラオケ
歌入りの①が3分52秒なのに、このカラオケは4分31秒と少し長い。では39秒何してるかというと、アウトロで遊んでるのだ。①の最後は、ストリングスの音がのびて終わりそうになったところにドラムがもう一度リズムを刻み始めフェイド・アウト。このカラオケではそれが3回繰り返され、しかもだんだんテンポが速くなっていくというもの。演奏してるときは楽しかったけど、やっぱクドいな、と①ではカットになったのだろう。

定価611円、中古で30円。
夏休みだ、オリンピックだ、とぼんやりしてたら夏も終わり。渚モノなんて時期外れもいいとこ。
「渚」っていえば、パイレーツの「渚のシンデレラ」もピンクレディーを念頭に置いていたに違いない。女子ふたり組みアイドルがどうしても意識せざるを得ない巨大な存在、それがピンクレ。いや、そんな略し方誰もしてないって。


なんだかんだでリリース順に登場しているパフィーのシングル。一応、リストアップ。

アジアの純真
これが私の生きる道
サーキットの娘

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2 コメント

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Unknown (おっちゃん)
2008-08-30 10:59:04
第一期民生時代?(その後は確認していないのですが)のパフィーの8cmカラオケは、何かしら歌入りと変えておったようです。

「これが私の生きる道」はカウント追加・左右泣き別れステレオミックスという凝った違いなのですが、
「サーキットの娘」「渚にまつわる」「愛のしるし」「ネホリーナ」はすべてエンディングだけが違います。たぶん全部意図的にやっていると思われます(笑)。
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おお。 (nakamura8cm)
2008-08-31 18:20:38
そうでしたか!

「これが私の生きる道」はさすがに気づいていたのですが、「サーキット」のカラオケは、(一回は聴いたはずですが)まったくスルーでした。

私の大好きなエルザ「哀しみのアダージョ」なんかもカラオケのほうが長かったりするので、世の中ではときどきあることなのかもしれませんね。
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